人気ブログランキング |

<   2015年 06月 ( 30 )   > この月の画像一覧

呪い返し

人を呪わば穴二つ…のことわざがありますが、今だに呪いを掛けたがる人が居られます。

呪いは、お金を払ってやって貰っても自分に跳ね返ります。

此れは、愚僧が呪い返しをした経験談です。

私の庵に相談者が訪ねて来て、話しを聴くと毎夜、同じ時間に胸に針を刺された様な痛みに苦しんで居る…言うのである。

私は、医師に相談する事を勧めたが、もう医師の診断済みであり、結果は異常なしだそうです。
が、痛み止めの薬を飲んでも、同じ時間に痛みが走ります。

医師に相談すると、心療内科を受診して下さい。と言われたので腹が立ち、愚僧を訪ねて来られたそうである。

其れ程までに信じて頂けたら、愚僧も坊主冥利につきると言う事であります。
早速、壇を整えて八咫の鏡に映して観ると、藁人形による呪詛である。

私は、相談者に訪ねた。
貴方の髪を一本でも根元から抜いて誰かにあげましたか?

相談者も考え込み、一時の間をおいて、白髪があるので抜いてあげると言われ、一度抜いて貰った事がある。と言うのです。

その相手との関係を聞いて、納得。
簡単な呪い返しで済み、相談者には相手の家に出向いて謝罪する事を勧め、一件落着である。

お付き合いは、男女間に限らず誠意を持って行う事が良いのでは無いでしょうか。


蓮華合掌

by kongousan-akafudo | 2015-06-30 20:00 | ◎赤不動明王院通信

霊スポットについて

夏に騒いで、また来年の夏に騒ぐ?
私達も死ねば立派な霊体です!

例えば貴方が死んで霊体に戻り、何もして居ないのに怖がられ、ワーキャー騒がれ、面白がられ、罵倒されたらどうしますか?

此れからお話しする事は全て事実ですが、事の性質上、名前、職業、地名は伏せさせて頂きます。

その男性は全くの無神論者で、霊も神仏おも馬鹿にする有様!
無神論者でも何でも自由にすれば良いが、馬鹿にして罵倒し、果ては出先で見つけた石仏を足蹴にして小便まで掛ける始末。

仲間内では、て囃されたが、余りの奇行が重なって仲間も嫌気がさし、友達も寄り付かなくなる始末。
果ては病気にかかり、病院に行くも風邪と診断されて、暫くすると回復して、
また病気にの繰り返し。

堪り兼ねた男の両親が知り合いを辿り、愚僧の相談室に訪ねて来られたのが二月中頃でした。
男性は痩せ細り、妙に腹だけが突き出た感じの体型でした。

両親が言うには、元はガッチリした体型で筋肉質だったそうです。

男性に何か心当たりの事は、無いか尋ねると、両親に向かい、だから来たく無いと言ったんだ!
と、怒り出す始末。

流石に愚僧も呆れた。
それならば最初から来なければ良かろう!と一喝、お帰り願った。

後日、両親だけがおいでに成り、全てを話してくれました。

病気に成る二三日前に、近所の稲荷杜の狐の石像に小便と唾をかけたそうである。
その他も数々の事を成して来た事を聴き、やはりと思った。
餓鬼である。
餓鬼が男に憑依して居るのです!

放っておけば、男の命も、両親、兄弟の命も、取られる事は、間違いあるまいと思い、施餓鬼供養と不動護摩を厳修する事に。
そう両親に告げ、日時を決め準備に入りました。

施餓鬼供養、当日の朝、両親兄弟が参列するも男の姿が無い。
両親に尋ねると、昨晩奇声を発し、そのまま意識不明になり、入院したそうである。

仕方ないので、本人不在で厳修する事に成った。
供養が終わり、ご両親から話しを聞くと、男は意識不明に成る直前に、「この怨み思い知れ」と言って奇声を発し、奇声がこの世の声とは思えない声だったそうです。

その日は、お札と御守りを渡して皆、帰路についた。
後日、男の父親が一人で来て、入院して居るが、医師から告げられた事が多臓器不全。
全く原因が分からず、不思議なのが、二十歳前半なのに内臓が高齢者の様に衰えて居て手の施しようが無い。と言う事でした。

愚かな行為が餓鬼を呼び、憑依され、人格も奪われ朽ちるとは。

この問題は、自己責任以前の行為だが、余り餓鬼が出る様な場所には近づかないが無難では無いでしょうか?
全ては自己責任です。

蓮華合掌

by kongousan-akafudo | 2015-06-29 20:00 | ◎赤不動明王院通信

悲しき地縛現象

全ての生命体は、肉体が滅すると本来の姿である霊体に回帰します。
が、その仕組みを理解出来ずに瞬時に、意識体~霊体に回帰して起きた事例です。

葬儀を頼まれてお伺いした時に、愚僧は必ず、遺影の方とご本人かと見比べます。
ご本人ですと、遺族と一緒に参列して居るか、周りを見て不思議そうにされて居るかなのです。
しかし、その日の葬儀に本人が居ません。

遺体は、あるのですが…。
通夜の読経を済ませ控え室に居ると、御親族の方が挨拶に来られたので聞く事にしました。

「如何して亡くなったのですか?」

遺族の方が、「横断歩道を渡っていて交通事故に遭い亡くなりました。もう少しで家に着く場所でした」

私は、思い切って言いました。
実は、ご本人の魂がまだ事故現場付近に居る様なのです。

事故に遭った時の髪型と服装を指摘すると大変驚かれて、事故現場に行く事に。

娘さんは、事故現場と違う場所に佇み戸惑い、どう成っているのか分からない様子。
まず私に憑依させて、葬儀場に到着。

真夜中の浄霊である。
このケースは即死ではなく、搬送する救急車の中で息を引き取りました。
その瞬間シルバーコードが切断、肉体と霊体が切り離され、事故現場付近に取り残されたケースです。
死を自覚する事が出来なかったのです。
悲しい結末でした。

by kongousan-akafudo | 2015-06-28 20:00 | ◎赤不動明王院通信

家と土地

アパート、マンション、一戸建て、に引っ越しを考えている方、注意して下さいね。
出入りの激しい場所には、トラブルも発生します。

愚僧の元に家のお祓い依頼が入り、施主に内容を聞くと五階建てのマンション。
築五年、住民の家賃不払い、入居者不振、その他トラブル有り、問題だらけだそうです。

ざっと施主に話を伺って霊視すると、
マンションを建てる前は長屋で、みんな楽しく暮らす情景が浮かんできた。
その中には施主の姿もあった。

その中でも気に成った事があり、深く霊視すると祠と寝たきりで動けない人の姿も。

施主にその話をすると、祠は有ったが、よくわからない?
寝たきりの人は、一人は自分の母親で、一人は入居者だと云う。

母親は亡くなり、入居者の事は分からないと云う。
問題なのは、祠と入居者の事である!

入居者は、涙を流し怨んでいる。
施主は、入居者が何も言えない状態を良い事に、施設に入れてその後死亡。
立ち退き料は一切払っていない。

祠は、稲荷神が祀られていて、お帰り頂く為の祭禮も一切せずにユンボで潰したまま整地。
そしてマンションを建てた。
今は、敷地の何処に有ったか?

全てを施主に説明した。

まず、祠の稲荷神には祭禮を行い、然るべき稲荷大社にお帰り頂く事!
浮遊霊に成った元入居者の浄霊供養!
新たに産土神を召喚して、新たな結界を張る!

全て施主に説明した後、施主が聞いた。
いったい幾ら掛かるのか?
お金の心配だけである。

全く自分のした事の反省も、後悔も無い。
あるのは自分のお金が減ること。

愚僧は、決断しました。
「今回の事は、大寺院にお願いして下さい。私では、扱いきれません」

すると、大寺院では大変な金がかかるだろうから、お供物を減らして安くやってくれと云うので、ハッキリお断り致しました。

先日、電話があり、税金の滞納でマンションが競売に掛けられるが、祈祷で何とか?…
即座に御断りしました。

何と自分勝手な考え方しか出来ない人であろう!
今、愚僧が懸念する事は、やがて競売に掛けられたマンションが他に渡り、誰かがマンションに入居する?
入居する方の身に何も起こらねば良いが…。

南無大師遍照金剛
金剛合掌


by kongousan-akafudo | 2015-06-27 20:00 | ◎赤不動明王院通信

死の自覚

友人がオートバイ事故で死んだ。
両足を切断する怪我を負って。

彼は、無謀な運転をする性格では無い。

しかし、警察の調べでは
単独事故でブレーキ痕も無い。
何故、壁に激突するような、スピードを出したのか?
友人達は、全員首を傾げた。

その時、一人の友達があのオートバイが、原因かもしれないと言い出した。
彼がオートバイを買った時、たまたま彼の家の前を通りかかってオートバイの話しに成った。

彼が新車だと言うので、高いだろうと聞くも半額以下だと?

変に思い聞いてみると、遺品だと言う。
何でも知り合いの息子さんがオートバイが好きで、病気が治ったら乗る為に買った物で、しかし乗る前に亡くなった。
其処で彼が買ったのだと言う。

私は、葬式の帰り道、事故現場に行ってみた。
やはり居た二人共、自分達の家の方角を見ている。

二人共、私に憑依させるのは、危険なので応援を頼むことにした。
一人は僧侶、一人は運転手、私を含めて3人。

私は友人を憑依させ、僧侶にはオートバイの元の持主を憑依させる事に成功。

まず最初に、友人に自分の葬式を理解させ浄化。

大変だったのが残った一人。
彼の家に行き、両親に説明して理解を求め、其れから彼の説得である。

彼は自分の死を認めたがらないが、彼の両親が涙ながらに説得すると漸く自分の死を認め、浄化して霊界に旅立ました。


蓮華合掌

by kongousan-akafudo | 2015-06-26 20:00 | ◎赤不動明王院通信

虫の知らせ

毎日の祈祷の中でフッと、過去の悲しい祈祷を思い出します。

雪が舞う寒い朝に、其の方は訪ねて来ました。

受付では寒いので、相談室にお上がり頂き、熱いお茶を用意しようと思い席を立とうとすると。
唐突に『頼る処が、此処しかありません!娘を助けて下さい』と泣き崩れられて、後は言葉に成りません。

他の者にお茶を頼み、御婦人の落ち着くのを待ちました。
御婦人が落ち着かれ、話し始められました。

実は、娘が三日経っても帰って来ないので、警察に捜索願を出しました。
今朝、自分の夢に悲しそうな娘が立って、聞こうとすると、大きな音で目が覚めました。
音のする方を見ると、娘の部屋の扉が開いて居たと言うのです。
このままでは、居ても立っても居られません。

目には涙を溜めて居られ、愚僧もそれ以上は聴く事が出来ません。

早速、壇を整え不動明王法を厳修。
炎の中に観えたのは、娘さんの姿でした!

もう此の世の人ではありません!
愚僧は、意を決して申し上げました。

御婦人が帰られた日の午後に警察から連絡があり、娘さんの遺体が発見されたと。
遺体を引き取り、通夜葬儀は、愚僧を指名されたので勤めさせて頂きました。

あの朝の音は、娘さんの御別れの印だったのです。

まさに虫の知らせでした。
今は、娘さんの冥福を祈ると共に、御婦人が一日も早く元気を取り戻す様に、ご本尊様に御祈念申し上げております。

神仏は、人間に耐えられ無い試練は与えません。

苦しくても、耐えた後にはしあわせが待っています。
頑張りましょう。


蓮華合掌

by kongousan-akafudo | 2015-06-25 20:00 | ◎赤不動明王院通信

涙のオートバイ

愚僧が担当した供養依頼の中でも、忘れられない事があります。

秋の日に一人の御婦人が、相談依頼に来られました。
とても疲れている様子で、暖かいお茶を出してからお話しを伺う事にした。

御婦人がポッリポッリと話されたこと。

息子さんが暴走族の仲間入りをして、母の貯金を持ち出しオートバイを購入。
暴走を繰り返し、ヤクザに
面白半分で追い回され電柱に激突して死にました。

親不孝な馬鹿息子です。

お母さんが泣き崩れます。

生前息子さんは、お母さんの貯金で買ったオートバイをお母さんに自慢して居たそうです。
マフラーの音が特別にしてあると、笑顔で話して居たそうです。
本当は、優しい子だったと涙。

相談は、亡くなった息子さんが毎夜オートバイの爆音を響かせ、家の周りを走っている。
隣近所にオートバイの爆音が毎夜有って困ったものね。と言ったら、オートバイの爆音など聞いた事が無いと、皆さんに言われました。
しかし、私は毎夜オートバイの爆音を響かせる息子の姿が分かるのです。

御婦人の相談内容も承知。

霊査する事に成り、御婦人の自宅に行くことになりました。

支度を整え、御婦人と二人ご自宅に到着。
息子さんの為に壇が、遺影があり、まだ少年である。
若い命を可哀想に視ると、息子さんは家には居ない。

事故現場に向かい視ると、全身血だらけの少年の姿。
頭から激突したので有ろう事は察しがつく。

此の儘では、毎夜オートバイで徘徊を繰り返す!
浄霊する事に。

自分が死んだ事を、理解させなくてはならない。
まず自分の姿を見せた。
かなり動揺して居たが、法を掛け、自宅に連れて帰り、ゆっくり自覚させるしか無い。

お母さんに、息子さんはここに今も居て、自分の死んだ時間になるとオートバイに乗り、一人で走り周っている。
自宅に連れて帰り、自分の死んだ事を理解させるしか無いので、愚僧に憑依させ自宅に連れて行きます。と説明。

自我を縮め憑依、成功!
お母さんと自宅に戻り、安心した様に愚僧から離れ、自分の部屋に入るが、様子が違うので戸惑っている。

お母さんに息子さんは、死んだのだと言って頂くと、息子さんは自分の死を受け入れた!

お母さんの目には、涙が溢れて居た。
愚僧は、息子さんが幼い頃に他界したおじいさんを召喚して、お孫さんを霊界に連れて行く様に頼む。

蓮華を観想、二人を蓮華に乗せて霊界へと旅立ちました。
息子さんは突然の死に理解出来ず、毎夜オートバイに乗ってお母さんを探して居たのです。

まさに母、子の情愛が生み出した悲しい出来事でした…

その後お母さんも、自宅でひっそりお亡くなりになられて居る処をご近所の方が発見され、警察に通報されたそうです。

今度は、霊界で親子仲良く暮らして頂くことをお祈りして居ります。

蓮華合掌

by kongousan-akafudo | 2015-06-24 20:00 | ◎赤不動明王院通信

白骨がもたらした霊力

相談室に初老のご夫妻が来られました。
ご主人が毎夜、同じ時間に夢に魘され、起きたときに頭痛がすると言うのです。
病院で診察しても原因不明で、毎夜同じ時間に夢に魘されていると言う。

ご夫婦二人で仕事をしているので、このままでは生活にも影響するので助けて欲しいと言うのである。

愚僧が祈祷をすると、床下の映像が視え、その家に行け。と命じられる。

初老のご夫妻の家に伺う事に成り、支度を整えて出発。
家に到着する成り異様な気配が。

先ずは御仏壇に読経、次いで異様な気配が感じる所へ早九字を組み、気配の元を封じ込める。
真言を唱え供養すると、自分はこの地で息絶え、家族のもとに帰りたいと言う。

その事を老夫婦に伝えると、自分達が供養したいと言われ、費用も自分達が負担すると言うのである。
良い話しである。

愚僧が供養を告げると、自分を自由にして欲しい。自分は、この地で殺され埋められたと言う❗️
老夫婦に伝えると、自由にしてあげて下さい❗️

愚僧が埋められている者から聴いた事はまだ長いのであるが、生々しいのでここでは伏せ置きます。

老夫婦の計らいで工務店を頼み、愚僧の示す場所を掘り起こす。
柱下の沓石辺りから人骨を発見❗️

工務店の監督が警察に通報し、辺りは一時騒然❗️

その後、警察の調べでかなり古い人骨と判明。
頭骨には、刀傷と思われる傷が有った。

老夫婦の申し出に依り、人骨を引き取って供養する事に成り、愚僧が呼ばれた。

先ず、人骨を荼毘にふして骨壷に。
其れから、老夫婦とご近所の方々が参列する中、読経し、人骨の奥様と子供を召喚して親子、仲良く昇天されました。

お骨は、愚僧の知り合いの寺に永代納骨されました。

by kongousan-akafudo | 2015-06-23 20:00 | ◎赤不動明王院通信

ラップ、騒霊現象

私は、今迄に数えきれないほどのラップ音を聴いて来ました。
その中でも悲しくせつないラップ音の話しです。

そのご夫婦は、息子さんと三人暮らしの平和な家庭でした。
ご夫婦は、正に、オシドリ夫婦。
何処に行くにも手をつなぎ、労わり合う優しいご夫婦でした。

其れが在る事件を境にバラバラになって行ったのです。

息子さんは、幼い頃から優しく利発でした。
その息子さんが魔性の者に魅入られて性格も一変。

ご夫婦は、何とか自分達の力であの優しかった息子さんを取り戻そうとしました。
が、結果は、惨敗❗️

愚僧に相談していてくれたら、悲惨な出来事を回避する事が出来たと思うと慚愧に耐えません。
何故、ご夫婦が相談に来なかったか?

後にご主人から伺いましたが、こんな事で相談に行ったら恥ずかしいと思う気持ちが強かった。
結果、最悪の事態に成り、自分も死のうと思い歩いていると、寺の前に立っていた。
後は、号泣…。

魔性の者は人間界に入り込み、人間の負の感情を最高の糧とし、歓喜します❗️

普段は、男女問わず化身し、在る時は美女美男、その他、注目を集めそうな者に憑依します。
最後にはその者をも破滅させ、糧として歓喜乱舞します❗️

見分け方は、簡単明瞭です。

善を嫌い、悪を尊び、悲しみの涙を飲用し、悲痛な叫びに歓喜する。
今迄の事件で、上記に当てはまる事がここ数年頻繁に発生していますね⁉︎

息子さんは自殺、奥さんも後追い、ご主人は幸い元気でおられますが、今は俗世を離れ出家されました。

何故、魔性の者が出てくるか❓
其れは、現代人が無機質に成りつつ在るからかも知れません。

魔性の者が大手を振って跳梁跋扈する様な日本にはしたく無いですね。
精進潔斎

by kongousan-akafudo | 2015-06-22 20:00 | ◎赤不動明王院通信

自殺

昨日、帰宅途中に電車が緊急停止した。
車内アナウンスでは、人身事故発生だという。
代替え輸送の案内に導かれ、バス、電車を乗り継いで自宅になるべく近い駅を教えて戴いた。

下車後1時間、徒歩にてやっと帰宅。

私は、歩きながら犠牲者の事に思いを馳せた。
僧侶である私は、過去に電車飛び込み自殺をされた方の葬儀の導師を勤めた事があります。

その時の話しです。

ご主人が亡くなられ、奥様と幼い子供達が残された葬儀は、愚僧の提案により骨葬にて執り行ないました。
子供達には、遺体に成った父親との対面は控えたが、その訳は御察し下さい。

愚僧は遺体引き取り時に同席。
ご主人の遺体に引導作法を施し、遺族と火葬場に同行した。

荼毘に付した遺骨を奥様が抱き、親戚の方々に付き添われて自宅に到着。
子供達と涙の対面と成った。
読経中もすすり泣く声が絶えず哀れを誘った。

初七日の法要に行った愚僧は、其処に見たものは電車会社の人達であった。

愚僧の姿を見て話しは中断したが、察しはつく。
費用負担の話しである。

昨日の電車人身事故では、代替え輸送の費用は私一人でも600円位は掛かっていました。
距離に寄っては、もっと費用が発生したと思いますが、電車会社が費用負担するとは考え難い?

私には費用の事はわからないが、この時の遺族の心境を考えると、察して余りある所があります。
初七日の法要が進む中、部屋の隅でうずくまる男性。
自分のしでかした事の重大さに、今気付いた様である。

そう、行くところにも行け無いのです。
然りとて元に戻れる筈も有りません。

死んだら全てが終わると思い、咄嗟に衝動的にした行為でも必ず後悔します!

愚僧は苦慮しましたが、今この場で浄化するよりも、奥様、子供達がご主人の自殺によりどれだけ苦しみ、傷つき、悲しみ、現実に喘ぐ姿を見て、ご主人が反省された時に、改めて浄霊に来ようと心に決め、初七日の法要を終えました。

四十九日の法要は頼まれて居ませんが、あくまで愚僧の好意である事を、前日に奥様の実家にご連絡させていただきました。
了解を得て参上させて頂くと、奥様、御親族の方々が出迎えて下さり、しめやかに法要を執り行ないました。

一言。「今より浄霊供養をさせていただきます。」
浄霊により、ご主人の亡き祖父にお迎えをしていただき、ご主人の御霊は、界に帰られました。

帰る時は、自分の過ちを認めて反省し、修行を約束されて霊界に帰られました。

人の感じ方、苦しみの度合いがある事も解ります。
しかし自分の命を自分で断つ行為は、人生の卒業では有りません。
中退です。

人生に無駄は、有りません。
耐えられ無い苦しみを神仏は、与えません。

自殺する勇気があるなら、何もせず寝て苦しみが去るのを待つのも勇気ではないでしょうか?

蓮華合掌



by kongousan-akafudo | 2015-06-21 20:00 | ◎赤不動明王院通信