密教2616 【破壊的思念】

昨今、意味不明な犯罪が増えて居る事は周知の事実であるが、何故そんな犯罪が繰り返されるのかを言える人は、少ないであろう。
つい最近に起こされた事件で考えれば「下校途中の小学生を殺意を持って車で轢いた事件」、犯人の供述によれば世の中が嫌に成ったので殺したかった？

この意味が解る方が居ますか？
正に幼稚で身勝手、極まり無い動機で一般人には理解の範疇を超えた事件である。
轢かれた子供達の心と身体にどれほどの深い傷を与え残したかを考えれば、極刑に処されても当然である。
この事件を冷静に考えれば、次のような事がお分かり頂けるで有ろう。

自分で死ぬのは怖い、だから犯罪を犯して死刑になりたい。
以前、小学校に刃物を持って押し入り、子供達を殺害した犯人も同じような動機で、逮捕後の裁判でしきりに死刑を望んで居た事を記憶して居ります。
東京は秋葉原の無差別殺人事件も、動機がはっきり掴めない事件であった。

その他にも、無差別殺人事件は多く発生して居るのである。

人間の記憶は時間の経過と共に薄れ忘れて行くものであるが、其れは自己と関わりが無いからだけで、被害者と遺族には生死に関わらず忘れられない傷なのである。
此れに加えて詐欺も、被害者の人生を変えてしまう悪質で卑劣な犯罪である。
犯罪はすべからず許せる事では無いが、甲乙付け難いのが詐欺である。

詐欺師は、狡猾で残忍だと言わざるを得ない人間の屑である。

例えば国家が国民に対して詐欺を行えば、その国は滅び国民は死滅するのである。
私達の今後は、安穏とせず常に警戒し自らで選択し行動せねばならない時代に身を置いている事を忘れてはならないのである。
政治家を決めるのも私達の一票であり、其れすらも投じなければ国がどう動こうと言う権利さえも無い事を自覚すべきである。
言わば明日の未来を決めるのは私達であり、自己が無関心であれば、その先に何が起ころうと従うしか無いのである。
自由とは、義務を果たした者の権利である。

南無大日大聖不動明王尊
金剛合掌
金剛山赤不動明王院
院主　永作優三輝

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