私は時間を作っては御神氣を求めて、様々な神社仏閣に参拝させて頂いて居りますが、近年の変化には驚く事があり、以下にその体験談を記させて頂きます。
先日、ある寺院に五十年ぶりに参拝させて頂きました。
その寺院は、私が未だ僧侶に成る前に父母の成仏を願い東京から供養料を持参し、深く念じた大寺院であります。
驚愕したのはその大寺院には昔の面影は無く、有ったのは観光化した現状があるだけであった。
昔と変わらず残って居たのは鹿の群れだけであり、御神氣はかけらも無かったのである。
その原因は、分かって居りますが敢えて書きません。
何故ならば、私自身が二度と行かなければ良いだけだからである。
何故ならば、過去に数えきれ無いほど味わって来た事象だからであり、今更取り上げ感傷に浸る必要も無いと理解出来る歳に成ったからであろう。
然るに上記の様な神社仏閣が、急増して居る事を皆さんに伝えるべく今回の記事を書いて居るのも事実で有ります。
本来、日本国は信仰が基盤の国であり、其れを支え培って来たのが神社仏閣の根幹である。
御神氣、すなわち大霊の霊力「御神氣」であります。
其れすらも失せた神社仏閣はただの観光地であり、見世物で信仰の対象では無いと私は考える次第である。
しかし灯台下暗しと言うが、当院の近くに鎮座される葛城坐一言主神社に参拝させて頂き拝殿の前にて合掌低頭せし刻、拝殿より御神氣を賜り深く感謝を捧げました。
正に神此処におわす大寺院、大神殿に限り大霊がおわすとは限らない事を、改めて教えて頂いた一日でありました。
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