密教2114 【意地悪と悪想念②】

日本文化に於いて、恥を知り恥を知る事が、身を律する事に繋がり、己が立ち居振る舞いをも律する事に繋がるのである。
心を磨けば必然的に身も磨かれ、自分の周りも変わって行くのである。

自らの成長努力を行わず、周りが変わるのを待つは怠惰であり、傲慢である。

【手放す事も必要】
自らが我慢出来無いと判断した時は、その状況から離脱する【手放す】事も選択肢の一つである。

捨てられ無いなら我慢しか無く、相手を攻撃するは同じ穴の狢に成り下がる事と変わらないのである。
魂が低い者に美しい言霊も、美しい音霊も届かぬばかりか、最初から聴く氣も無いのだから。

但し此れは、歳を重ねれば重ねるほどその者に取って心の垢となり、その者を汚し重荷に成る事は間違え無いのである。

【注告】
意地悪や悪想念は、放って居る者の身体をじわじわと蝕んで居るのは確実であり、続ければ続けるほど取り返しがつかない事態に落ち込んで行くのである。
例えばイジメを続け、相手を死に追いやった者達の其の後を観れば、誰でも解るであろう。

また己れの子供を死に追いやった者や、罪も無い人々を死に追いやった者の末路は悲惨を極め、文にする事も憚られるほどである。

【現界時間と霊的時間の流れには、大きな差がある】
専門的な事は此処では割愛するが、今の数年は何事も無く過ぎたから大丈夫は無い。

必ず己れが犯した事の代償は、己れが支払うのが摂理であり、法則なのである。
事が始まってから、初めに分かって居ればやらなかったと考えても時は既に遅く、其れから許される様にしても、元来、根性が曲がった者には懺悔法を修行する事は、かなりの苦痛であろう。

従って、因果は回る周り灯籠と成るのである。
自らが嫌いな事が在れば観なければ良く、参加する必要も意見を言う必要も無い。

また嫌いな人が居れば、付き合う必要も関心を持つ必要も無いのである。
そして自らが孤独感を味わうので在れば、孤独では無く孤高【気高く】に生きれば良いのである。

學べば孤独などは消え去り、孤高に生きる喜びを知る事と成るのである。

南無大日大聖不動明王尊
金剛合掌
金剛山赤不動明王院
院主　永作優三輝

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