密教2109 【地獄】

本当の地獄は、人間の内側にある。

利己主義、傲慢、怠惰、残虐性、それが形を変えて姿を現した時には人間は人間では無くなり、地獄の住人と成るのである。
人が人を殺す【戦争】行為などは、正に地獄の住人が好む行動に他なら無いのであり、どんな理由をつけようと殺人は殺人である。
殺人を犯しながら神の存在を肯定しても、神は見向きもし無いばかりか罰を与えるのである。

その時期は、死後に成る事が多いのである。
何故、死後に罰が与えられるのか？

どうせ罰を与えるのであれば悪い事をした時に与えるべきと皆さんは考えるで有ろうが、其れは人間の感情であり霊的世界の法則では無いのである。

キリスト教の言葉【聖書】を引用させて頂けば分かり易いので、下記に載せさせて頂きます。
【復讐は私のする事、私が報復する。出来ればせめてあなた方は、全ての人と平和に暮らしなさい。愛する人たち、自分で復讐せず、神の怒りに任せなさいとあります。】
映画の題名で使われた造語で、復讐するは我にありの意味は、上記が正解である。

霊界の御意思は、人間の自主性を重んじ、自身で反省する事を望んでいるのである。

其れでも反省無き者は、霊界の最下層にて時間無き反省を味わう事と成るのである。
人間は生きているからこそ痛み苦しみ喜びの中で學び得る事が出来るのであり、反省も無い人生をを過ごせば、死後、終わりの無い反省を過ごす事と成り、苦しみの中に魂を置く事と成るのである。
殺せば殺され、騙せば騙され、盗めば盗まれ、憎めば憎まれるのである。

人間はいつに成れば上記を理解し、争いを辞められるので有ろうか。

此れを続ければ、最後の審判は必ず来るであろう。

【愛の裏返しは無関心】
自分には関わりが無いから知らない、関係無い、どうでもいい、其れを裏返せば自分が窮地に落ち行っても、助けは望めないと知る事である。
他人の事は知らないが自分の事は助けて欲しいでは、御仏でも横を向きたく成るであろう。

助ければ助けられ、努力と反省が有る者は御仏の御加護を賜わる事と成るのである。

南無大日大聖不動明王尊
金剛合掌
金剛山赤不動明王院
院主　永作優三輝

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