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密教2106 【土地に纏わる因縁】

一般の方々が以外に気に留め無いのが、土地の履歴である。
密教では新たに建物を建てる場合には、土地の浄化祈祷を必ず厳修する【土砂加持、光明真言法、その他】。
今迄使って居た土地なのに何故、また加持祈祷を施すのかと言えば、土地に敬意を払うと共に新たな福を呼び込み、其の後の繁栄を願うからである。
私は建築も好きで専門的にも學んで居る関係上、造成中の土地を興味深く観察する事もあるが、ずさんな工事を観ると腹が立つが関係者でも無いので何も言えない。

例えば、宅地化する為の造成工事でも、ずさんで酷い工事も少なく無い。
私が観たままを客観的に述べれば、十年を過ぎた頃から地盤沈下が始まるで有ろうが、法律で建設会社に瑕疵を問えるのは十年迄で、其れとて自らが瑕疵の証明をする必要がある。
増してや霊的障害などは、取り合ってくれる筈も無いのが現実である。
業者の中には、履歴をある方法で改竄する者まで居るので注意が必要である。
家を買う場合には、一生かけて支払う覚悟を持って臨む事である。
また賃貸でも快適な暮らしを希望するのであれば、それなりの行動を起こすべきと考えます。

【死霊が棲む家】
その日の依頼は家を買いたいので視て欲しいと言うので、先ずは依頼者に会い事情を聞く事にしたのである。
いつもなら電話で済む案件だが、依頼者の一言が気になり会う事にしたのである。
その一言とは自分は買う氣は無いが、夫がどうしても買うと言って聞かないのだと云う。
安い買物では無い。
当然の事だが、家族と相談するのが普通であろう。

今迄に様々な相談を受けて来たが、楽しい筈の家の購入で夫婦が揉める。
私は直観的に、放って置いては行けないと思ったのである。
私にはその原因は解って居たが、念には念を入れ依頼者に納得して貰う必要を考えたのである。
増してやご主人を納得させるのが先決であり、揉め事の種である。

【手を出しては行けない物件】
世の中には、絶対に手を出しては駄目な事が存在して居る。
其れは家に限らず、土地や行いにも言える事である。
長文になるので、続きは次回になります。
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by kongousan-akafudo | 2022-06-13 06:00 | ◎赤不動明王院通信
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