昨今、多い質問に対してこの場を使い答えを書くので、心当たりがある方は参考にして下さい。
①呪いや悪想念
人を呪わば穴二つと言うが、由来や語源をご存知だろうか？
平安時代には陰陽道が流行り、盛んな頃に位の高い公家の間で行われて居たのが、呪詛、魘魅の類いである。
宿敵を失脚させる為や様々な事柄を自分に有利に運ばせる為に、陰陽師に命じて様々な術を掛けさせたのである。
ある高名な陰陽師が、自らが仕えている主筋の命を受け、呪法を掛ける様に命じられた時に、弟子に自らが入る為の棺桶を用意させたのである。
上記の意味は、呪う相手は必ず死ぬが、自分も必ず死ぬので棺桶を用意させたのである。
呪った相手は死んだ先で棺桶に入るので、人を呪わば穴二つ【墓穴二つ】なのである。
従って。他人を呪うには自分も確実に死ぬ事を意味して居るのであり、相手を呪えば同じ事に成ると言う意味である。
上記は依頼者も実行者も変わり無く、他に依頼したから大丈夫、自分は大丈夫、関係ないは馬鹿げた発想と云わざるを得ないのである。
【悪意や悪想念の場合】
上記の場合には、どうなるのか？
同じ様なものだが、悪意、悪想念がやめられ無い人は、自ら幸福を捨てて居るのである。
一言で言えば、自らが幸せでは無いから他人に意地悪なのである【幸せな人は意地悪しない】。
従って悪意、悪想念は、不幸である事を認めて居る証拠である。
本来、人間には不必要な感情が悪意、悪想念の類いであるが、何故、生まれるのか？
其の答えは、模倣を避ける為に割愛します。
尚、上記の答えは、密教塾にて解答します。
南無大日大聖不動明王尊
蓮華合掌
金剛山赤不動明王院
院主 永作優三輝
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