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密教2100 【善霊、悪霊】

人間にも善人、悪人が居るが何故、表裏、左右、上下のように分かれてしまうのか?
其れは、現世での學びの停滞と低下が原因である。
人間は誰しも現界に生まれた時は、大志を抱き霊界に暫しの別れを告げ、現界に降りて来るのである。
その時点では選ばれた者であるが、大部分の者が肉体を得た時点で霊界の記憶は消滅し、現界での學びに委ねられるのである。

【現界での學び】
肉体を得た瞬間から、痛みや苦しみを肉体的感覚で捉える事と成る。
此れが、実感である。
その逆に霊的存在だった頃には、痛み痒み寒さ暑さ空腹と言った感覚が無いので、人間的な苦しみは無いと言えるのである。
その変わり感覚的な面はでは研ぎ澄まされ、學びたいと云う欲求は強いのである。
だから輪廻転生を望み、順番を待ち生まれて来るのである。
生まれる前には自ら様々な課題を決めて産まれて来るが、魂は記憶して居るのだが大部分の人は忘却してしまうのである。

【分かれ道】
人間は魂の記憶が在るにも関わらず、ある者は悪人に成り下がりある者は自殺者とある者は魂の記憶に導かれる様に、學びの道を選択する。
何故だか、御分かりになりますか?

【人生の道は己が決める】
真の道は紆余曲折を経験しながらも自ら選択し、最終的に決めるのは自分である。
甘えて生きれば依存性に支配され、労働を嫌い怠惰に生きれば、転落が待っている。
人生は究極の自己選択であり、誰の影響でも無いのである。
どんな選択をするのも自由だが、忘れてはいけ無い。
自由には、責任が伴う事を。
普通の出来事の中での失敗は経験と成り、成功への布石に成るが、怠惰や傲慢といった負の感情から生まれた選択は、転落と云う道しか無いのである。
何れの道を選択するも自由だが、最後に勘定を払うのは誰でも無く自分である。
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by kongousan-akafudo | 2022-06-05 06:00 | ◎赤不動明王院通信
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