密教2095 【どん底から這い上がる】

昨今、自殺する人が急増して居るが、人間、死ぬ気に成ればどんな苦境からでも這い上がる事が出来るのである。
私にも経験があるが、人間は苦しみの中にある時、頭の中は真っ白でまともな考えなど浮かぶ訳も無く、絶望感しか無いのである。
私の場合の苦は【愛別離苦】家族の死、貧困の極みであった。貧困は自らの努力で解決する事が出来るが、死んだ者を生き返らせる事は何人にも不可能である。

また自殺してから、後悔して命を取り戻す事も不可能である。しかしながら自殺霊と対話すると、必ず出て来る言葉が後悔であり、出来るならやり直したいである。
しかし時既に遅く、肉体に戻る事は不可能なのである。

ある者の場合は、死ねば終わり死ねば逃げられる。

何も無い、この考えは最低な誤りであり、最低な選択である。

では何故、上記の様な思想が蔓延して居るのか？

正に霊的後進国、日本である。

霊を信じる信じないなどと言う議論が、未だに繰り返されて居るのが、何よりの証拠である。
正に稚拙な議論であり、有る無いを話し合うだけでも無駄である。

霊的真実を學び進めて行けば、全ての疑問は晴れ生きやすい世の中を実現する事が出来るのである。

【學びは救いの水】
どんな事でも學ば無ければ知る事は遠退き、何倍何十倍もの時間を要する事と成るのである。
人間に取って時間は有限であり、無限では無い。

何故、自殺が駄目なのかだけを知る事でも、大きな進歩では無いだろうか？
私は、有意義な事だと胸を張ってお勧めします。

自殺が何故だめかを長年言い続けて居るが、もっと必要な事は真の霊的學びである。

心の栄養は、自ら求める學びである。

自らを俯瞰し、反省と努力を重ねる者を、霊界は優しく見守って居るのである。

何人をも、見放したりする事は無い。

但し、こちら側が全てを無視すれば、傍観するのも当たり前の事である。
開けば開かれ、閉ざせば閉ざされ、無視すれば無視されるのが、法則である。

南無大日大聖不動明王尊
蓮華合掌
金剛山赤不動明王院
院主　永作優三輝

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