密教2094 【不明な祠②】

貴方の家にもしも祠があり粗末にして居るのであれば、真剣に対処する事をお勧めします。
先ずは来歴を調べ、適切な方法を選択して実行する事をお勧めします。
決して、放置しては行けません。

今が平穏だから大丈夫と言う考え方は、危険である。

何故か？

人間にも言える事だが、辛抱、我慢にも限界があり、其れを超えた時どうなるのか。

想像して見れば、大体の事は理解出来るはずである。

忘れられた祠は今現在、日本中に有る。

霊障が置きていない事が、不思議な位だと言えるほどであろう。
祀るので有れば、最後まで責任を持って御祀りするべきであり、子孫にも様々な事を伝えて行くべきと考える次第である。
先祖が残した財産も祠も遺産であり、其れを受け継ぐ者は全てを受け継ぐ覚悟も必要である。

好きな物だけ受け継ぐが自らが興味無い物は要らないは、御先祖様への背徳行為では無いだろうか。

【依頼先での加持祈祷】
怒る飯綱を説得するのは簡単では無いが、このままにして置く事は出来ない。

何故ならば、双方に取ってこのまま行けば悲しい結末しか訪れないからで有る。

何方にも言い分が有るだろうが、人間の方がぶは悪い。

何故か？引き入れたのは、人間だからである。
飯綱は、勧請【呼ばれたから来ただけで有る】されたから来たのである。

言わば、人間側の責任なのである。

日本中にある霊障を起こす場所も、最初にその原因を作ったのは人間側なのである。

言わば、反省するのは人間なのである。

【最後の手段】
飯綱を私に憑依させ、私はある山に向かった。

その山は飯綱の故郷であり、その地が相応しいと判断したからである。
その後、依頼先の家では業者に頼み祠の撤去作業が進むと、同時に改善が進んだ事は言うまでも無い。

信仰は大事だが、単なる物質的価値観に捉われて行う事はお勧め出来ないと考えます。
その後の一家は何事も無く、平穏に日々の暮らしを営んでおられます。

南無大日大聖不動明王尊
蓮華合掌
金剛山赤不動明王院
院主　永作優三輝

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