辛い事や悲しい事が、好きな人は皆無であろう。
人は、平穏に暮らし過ごす事は幸せである。
私も、静かで平穏な暮らしを望む者の一人である。
しかし乍ら、大なり小なり人生の中で一度や二度、いやそれ以上に苦難、辛酸を味わう人も少なく無いであろう。
かく言う私も、その一人である。
若年で全ての肉親と死別し、中年時にはまた死別、その時の心境は我が人生葬式也と考えた程である。
現在は、老齢ようやく静かな人生を過ごす事が出来る様に成りました。
【生は學び】
何故、人生に様々な苦難が訪れるのか？
苦難【苦労】は人間性を向上させる為の試練であり、その試練を乗り越える為に与えられるのである。
霊的真理に基づき上記を語れば、生前に自ら望み負荷した學【試練】であり、乗り越えてこそ魂は磨かれるのである。
【短略思考の末路】
楽のみを好み贅沢が当然、働く事の意味も理解出来無い考え方の持ち主は、犯罪に走り死の意味など終生、知る事も無く終わるであろう。
他人の命をも軽んじ、危険など依り自らの儲けを優先する姿は、正に餓鬼【銭餓鬼】である。
餓鬼には、反省は無い。
自らがしでかした事を取り繕い、嘘で固める。
それのみに終始する姿は、餓鬼そのものである。
【學ぶ者には御仏の加護あり】
學ぶ者は救われ、學びを拒否する者には何故、差が生じるのか？
それは小我を捨て、大我を目指す事に氣付いた結果である。
學びは、自ら求めるものであり、湧いて出て来る様なものでは無い。
増してや、都合の良いものでも無いのである。
苦難は試練、試練は學び、學びは魂を磨く磨き砂、そして理解しようとする心と行為は納得の第一歩である。
南無大日大聖不動明王尊
蓮華合掌
金剛山赤不動明王院
院主 永作優三輝
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