密教2036 【不撓不屈】

人生には様々な試練が待って居るが、それを一つ一つ乗り越えて行く事で精神は磨かれ強く成り、最後には不撓不屈の精神が身に着くのである。

例えば、学校や職場でまた様々な場面で見られる。

人が人を貶める行為は、何処から来るのか？
それは自分に自信が無いから気弱そうな人に狙いを定め、イジメや様々な愚劣な行為を働くのである。
自分に自信がある者にはそんな暇など無く、常に自らを高め磨く為に努力して居るのである。

私にはそんな難しい事は出来無いと考えて居る方は、挑戦せずに負けを認めたも同然であり、自らに負けて居るのである。
皆んな同じ人間であり、他人が出来て自分が出来無いと努力もせずに諦める事は全てに於いて負けを認める事に繋がり、その後の人生をも投げ出したも同然に成ってしまうのである。

【能力の差は努力の差】
人間にある能力に、本来は差など無いと私は教えて居る。

本来人間に備わって居る能力に、差など無いのである。
あるのは自らが決めた事に努力を重ね、深め極めるだけである。
先ずは好きな事を何処まで極められるか、自分との競争である。
怠けたい休みたいと言った誘惑は、誰の心にも芽生える普通の事であり、それを振り払い努力を重ねた結果が能力として現れるのである。

イジメられて、泣くなら強く成れば良い。

仕事でイジメられたなら、誰よりも成績を上げる努力をすれば良い。

上下関係が苦手なら、自営業を営めば良い。

但し、何れもこれも並大抵な努力では無理である。
しかし上記を成り立たせるのは、全て己が努力である。

【才能は努力の結果である】
御仏は全ての人に、隠れた才能を与えて下さって居ります。
好きこそ物の上手なれ、好きだから続けられた、好きだから正に的を得た言葉である。
自分を高みから、観てはいけない。

時には俯瞰し、自らを反省する事は更なる飛躍をする為には必要不可欠であり、驕り高ぶる者に明日は無いのである。

【嘆く前に俯瞰する】
己れを俯瞰し、次に供え反省、努力する者に嘆きは不必要である。
己れを真剣に視る事が出来れば、間違う事は無い。

そして自己評価などは、不必要である。
真価は他が決め評価する事であり、自らが決めるは傲慢である。
良いものは売れ、粗悪なものは売れ無いだけである。

南無大日大聖不動明王尊
金剛合掌
金剛山赤不動明王院
院主　永作優三輝

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