密教1923 【魂に呪縛を掛ける】

古くから悪鬼羅刹を封じ込める法は、存在して居る。

皆さんも漫画やアニメでご覧になられ、楽しく見られたと思いますが、実は現実に行われて居たのであります。
現在では何故、行われて居ないのか？

それは、明治期の廃仏毀釈【神仏分離令】からの影響である。
廃仏毀釈【神仏分離令】とは何かと言えば、歴史に詳しい方なら誰でもご存知であろう。
日本が軍事国家に成る為の布石であり、邪魔な密教、仏教、神道家を排除追放する為の国家の陰謀である。
言わば、戦争【武力行使】を待ち望んだ悪霊が時の政府要人に憑依し易くする為の、穢らわしい法律である。
その後の顛末は、どなたでもご存知で有ろう。

最後はしようど【焼土と成った国土】と化した日本国、これが神國日本と言って国民を騙し続けた結果である。

今の時代も真に国民主権であろうか？
犯罪は年々、凶悪化し被害者の人権も無い様な法律、これが近代国家と言えるであろうか。

甚だ、疑問である。
本当の密教には魔物と化した魂を数百年の間、封印する為の法が存在して居る。

【反省は自分が氣づき行う】
魔物も反省し御仏の従者に成った例も少なく無い様に、犯罪者も真から反省し行えば正に成るチャンスもあるのだが、中々難しい。

言わば、中途半端だからである。
犯罪者に堕ちるのは、心が弱く中途半端だからである。
そして最大の原因は、霊的無知から発する傲慢な価値観が欲を助長し、自分勝手な行動に走らせたのである。
正に上記で記した様に、魂や霊的真実を無視し、この世の欲に魅入られた結果と言えよう。

現在も、同じ様なものである。

霊的真実を無視して欲に生きる、人間は死ねば終わりでは無い。

言わば、死後のほうが長いのである。
従って悪人が死後も意識がある事を知り、死後も反省が無い場合にどう成るのかを考えてみれば分かる筈である。
そして肉体が無い分、自由に動き回る事が出来ると知った時に悪人の霊は、何をするであろうかは、誰でも分かる筈である。
だから悪人の魂を死後も封印し、反省を促す必要があるのです。
魂に呪縛を掛ける事は、必要であり其れを行える法力僧も必要なのである。

南無大日大聖不動明王尊
金剛合掌
金剛山赤不動明王院
院主　永作優三輝

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