密教1919 【虚言、虚偽②】

前回もお話しさせて頂きましたが、何故、人生経験の豊富なはずの高齢者が他を落とし入れる目的で、悪意の嘘をでっち上げたのか？
心の中を、視て観ました。

結果は妬み嫉みが、心の中に渦巻いて居たのである。
幸せに暮らす人が、憎かったのである。

幸せ不幸せの基準は人それぞれだが、だからと言って罪も無い人を落とし入れても良い訳がないのである。

私はたくさんの高齢者の方を存じ上げて居るが、皆さん穏やかな方ばかりであります。
その中でも、霊的真理を學びそれを心の楽しみ心の糧にされて居る方々は、生活状況がどうであれ皆さん楽しそうであります。

【物質主義的価値観】
家、土地、金、地位、名声でしか評価出来無い者は、金品の多い少ないでしか幸不幸を測る事が出来無い。

銭餓鬼に憑依されて居る可能性が、極めて高いのである。
人間が上記の価値観でしか物事を判断出来無い場合、その者の将来は悲惨な事に成るであろう。
先ず、死の恐怖から解放される事は無い。

何故、断言が出来るのか？
それは価値観が間違って居る場合、上記の欲、即ち物質の大小多い少ないでしか、考える事も判断も出来無いからである。
人間は現界の學びを終え、あの世【霊界】に帰る事を拒む事は、誰にも出来無いのである。
同じ帰るので有れば自らを待って居てくれる仲間【霊界の仲間】に、おみやげを持って帰りたいものである。

【霊的お土産】
人間は様々な経験を重ね、やがて死を迎える。

その日まで、経験を重ねて居るのである。
その経験を咀嚼し自ら反省して心に留め置けば、経験は感動となり霊界で待つ仲間と共有できるのである。
人間界の物質に翻弄され死を迎える時まで認めず理解して居なければ、死後に行き着く先は同じ餓鬼が棲む所に、堕ちて行くのである。
それを阻止する事は、出来無い。

従って自らを地獄に落としたのは、自分なのである。
この世に生まれ良い事も悪い事も経験して高齢者に成った今からでも、學ぶ事は遅く無いのである。
逆に知る事もせず自分勝手な生き方しかしてこなかった人で、霊的學びも受け入れ無い人の末路は、自ら知る事と成るのである。

南無大日大聖不動明王尊
金剛合掌
金剛山赤不動明王院
院主　永作優三輝

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