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密教1907 【御仏の荘厳具】

信仰とは、心から湧き出る霊界【仏界】への敬いと尊ぶ心の現れである。
私がこの世界に入った切っ掛けは、古くからの読者の方々ならご存知だが、新しい読者の方々にはお分かり頂けないかも知れ無いので、敢えて再度書かせて頂きます。
【荘厳具の事を深く理解して頂きたいので、重複させて頂きます】

今から五十年前に、私の父母は相次いで亡くなり、悲嘆に暮れた私は、せめて今出来る最良の事をしたいと考え東京の仏壇街を周り、死後の両親がすがれる仏像を探し廻りました。
予算も乏しく、何処のお店でも相手にもして貰えません。
朝から夜まで探し周り諦め掛けた時に、当時、浅草でも大きな仏壇屋さんに駄目元でも良いと考え飛び込んだのである。
やはり、同じである。
諦めて帰ろうとした時に、奥から店の女性店主に呼び止められ丁寧に対応して下さいました。
その時に教えて頂いた事が私の人生を大きく変えるとは、その時には夢にも思わなかったのである。

その当時に女将が教えてくれた事は、次の通りである。
貧者の一灯、今どんなに貧しくても仏様に精一杯尽くそうとする事は、何よりも尊く美しい行為である。
人は自らを優先するのが普通であり、御仏の事を敬い尊ぶ事など、二の次、三の次なのが普通であろう。
例え親で有ろうが亡くなり年月が経過すれば、仏壇でも置く場所が無いとか様々に忘れて行くだろう。

【持ち続ける心】
大切な人が他界し、断腸な想いも時の経過と共に薄れる事はあるが、その時の心を忘れ無い事は大切だと、私は、今でも考えるのである。
言わば、あの時の仏壇屋の女将さんが居たから私は、仏心に目覚め今があると考えるのである。
その後、師僧に巡り合い弟子にして頂き、五十年が経過した今でもあの頃の事は鮮明に覚えて居る。
あの時、あの縁が無ければ今の私は、居ないのである。

荘厳具を揃える事は、御仏への敬いと尊ぶ心の現れであり、実行する者の心の現れであると考えます。
言わば、現代に於いてさせて頂ける有り難さと私は考え、今も励んで居る次第である。
何故、それが継続出来て居るのかと問われれば、答えは一言である。
【好きだから】
見栄や体裁で物事を進めても所詮は、インテリアに過ぎず、いずれは飽きが来て見向きもしなく成るのである。
しかし心から湧き出る想いに、飽きは無い。
むしろ依り美しくと、考え進むであろう。
それが、荘厳にたどり着くのである。
【②に続く】
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by kongousan-akafudo | 2021-11-10 06:00 | ◎赤不動明王院通信
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