密教1869 【同調現象】

霊体には、それぞれ電波に似た周波数が存在するが、人間界に置き換えて言えば、同じ様な考え方をする人が同じ所に集まるのと似て居る。

それが正心を持つ人の集まりなら良いが、逆であれば結果は言うまでも無いであろう。
死後の現界でも、同じ事が言える。

自らの死を理解せず現界を彷徨い浮遊霊と成れば、同じ様な霊が呼び合うのは当然の結果である。
それだけならまだ良いが、生者に憑依し己れの欲望を満たそうとする霊は、悪霊と呼ばざるを得ないのである。
では何故、憑依現象が止まないのか？

様々な理由はあるが、死者が死を理解して居ないのが最大の原因である。

【霊媒体質の方々は、注意が必要】
自ら霊媒体質を自覚して居る方々は、特に學ぶ事を強くお勧めします。
霊的事を遊びや金儲けの手段に使えば、必ず後悔する事と成り、場合に依っては取り返しがつかない事態に成る事がある事を覚悟せねばならない。
その逆に真摯に霊的學びを進め、霊界の存在を広く他に広める事は、霊界から奨励されその後の人生は実り多きものと成るのである。

【選択の自由】
本当の霊的學びは、決して耳触りの良いものでは無い事を知って貰いたい。

正に、良薬口に苦しである。
反省が無い者が幾ら良い道徳の教えを聴いても、馬の耳に念仏の様に自ら反省の心を持ち學ばねば、意味を成さないのである。

良い言葉に、真理を語る者は多いが真理の水を飲む者は少ないと云う言葉があるが、蓋し名言である。
良いも悪いも自らの選択と決断であり、誤りであれば速やかに訂正する勇気が必要である。
自ら誤りを認め進むチャンスを掴む者は幸いであり、認める事が出来ず彷徨えば、誤りの泥沼に自ら身を投じる事と成るのである。
死後や霊界の有無を論じる事は最早、時代遅れと言える。
信じたく無い場合は信じ無ければ良いだけであり、全ての答えは自らの死後にハッキリするのだから、慌てる事も無いのである。
全てを知れば、同調現象など恐れるに足りない事が理解出来るのである。
學びは自ら目覚める為の良薬、飲むも飲まぬも自由選択がこの道である。

南無大日大聖不動明王尊
蓮華合掌
金剛山赤不動明王院
院主永作優三輝

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