密教1855 【音霊】

音には、良い音とそうで無い音がある。
例えば、幼児に爆音や爆発音を聴かせ続ければ、精神に及ぼす影響は多大なものがある事は科学的にも立証されて居る様に、音は人間にとって重要である。
大人であっても精神に作用し、イライラや頭痛の原因にも成る事がある。
これを霊的観点から見れば当然の事であり、及ぼす被害は多岐にわたる場合が報告されて居るのである。

例えば瞑想修行では風の音、川のせせらぎ、鳥の声、虫の声は深く瞑想に入れば無となり、後押しと成るのである。

【心が捉える音】
あなたの周りでイライラして居る人が発する音を、心地よく聞けますか？
仕事中に発せられる音は生活音、これには抗体があり意外と気にしない様に人間は出来て居る様である。
但し、上記の様な悪想念が乗り発せられる音は、敏感に反応する事が多く認められるのである。

この区別をあなたは、どう捉え解釈しますか？

紛れもなく音に、精神が反応して居るからである。
音に関する科学的検証は、進んで居る。

それは精神の領域に達して居るが、霊的検証は置き去りの様である。
何故か？

日本は、霊的事実を認め無い国だからである。
世界の心霊科学は、日本よりも100年以上進んで居るのである。
当たり前に国家で心霊を研究し、それを科学に反映させ様々な成果を上げて居る事は周知の事実である。
日本と言う国は心霊には無頓着であるが、かつては心霊を尊ぶ民族だったのも事実である。

【明治時代の心霊実験】
あの大学関係者のすり替え事件が無ければ、日本の心霊科学は世界に冠たる學問に成り得たであろう。
そうで有ったなら、様々な不思議現象は検証され一般庶民の生活も暮らしも変わり、そもそも犯罪も減少に転じて居たであろう。
日本人の精神性は他国に比べ高かったので、心霊學を真剣に取り上げて居れば、今の日本では想像も付かない精神性が高い世の中に成って居たであろう。
最後に覚えて置いて頂きたいのは、音にも言葉にも魂が宿り、良い音や言葉は認識され難いが、悪い音と言葉は伝わり易いと云う事である。
そして音と言葉は波動と成り、自らに返って来るのである。

南無大日大聖不動明王尊
蓮華合掌
金剛山赤不動明王院
院主　永作優三輝

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