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密教1846 【間合いと残心】

間合いとは、試合中の武術家どおしが自らに都合の良い距離を指す。
達人どうしに成れば、足裏半分の距離でも勝敗を左右する事がある程である。
残心とは打ち合い一瞬、離れた時に生ずる心の動きや勝負がついた後でも油断しない構えと心を指すものである。
上記の心得は、現代生活を送る上で必要不可欠な心構えと言えよう。

【温故知新】
古きをたずね新しきを知る真髄に、古きも新しきも無い同一のものである。
現在、我々を囲む環境が決して良い状況では無いが、それも學びと捉え生きて行かねばならない。
嫌だから辞める、嫌だから死ぬは自ら逃げる事に成り、逃げても逃げられないのが生きる事であり、自ら選択した人生である。

【人生は真剣勝負と同じである】
実際に刀を持つ事は無いが、己れとの闘いである。
己が弱い心を退け強く生きる肉体が幾ら頑強で有っても、心弱く軟弱であれば張り子の虎である。
その逆に肉体的強健さは無くとも、心に信念を持つ者は強い男女、同じく心に重きを置き學び修行すれば必ずや到達する境涯である。

【文武両道】
浅學は耳学聞き齧りであり、學には程遠しまた生兵法は怪我の元である。
では、どうすれば良いのか?
心で學び、心を鍛える事が最良である。

私とて皆さんと同じで若い頃は強いと自負して居たが、齢七十に手が届く様に成れば、鍛え上げた肉体は弱体化し年相応である。
今はもっぱら、學に専念する毎日である。
有難い事に!學には年齢は関係無い。
その逆に続ければ理解力は向上し、反省心も上昇するのである。
力に頼れば争いを生み出し、學びが進めば理解が生まれる。
理解と調和は、平和に繋がる。
人間が得られる、叡智である。
しかし生きるにも技があれば、依り円滑に運ぶ事が可能と成る。
それが、間合いと残心である。
文物と一定の距離を保ち生きる【間合い】、何事にも油断せず常に自らを律し浮かれ、はしゃぐ事なかれ【残心】、
これを守れば、恐れるものは無し。

武術は動と静の調和にあり、人生も動と静の調和を知れば依り充実した人生を過ごす事が出来るのである。
適度な距離感と緊張感は、必要である。
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by kongousan-akafudo | 2021-09-07 06:00 | ◎赤不動明王院通信
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