密教1829 【毒が廻る】

毒と言えば普通の方は、毒薬、毒物を連想されるであろうが、それより怖い毒がある事を、皆さんはご存知で有ろうか。

その毒は長い時を重ね徐々に浸透し、人生を破滅に追い込む毒である。
但し、この毒を解毒する事も可能であり除去も出来るが、悪化すれば治す事は出来無い、厄介な毒である。
そしてこの毒の特徴は自覚症状が無く、毒を吐き続け最後は苦しみもがき死に、死後もその毒の影響で苦しみ続ける事に成るのである。

【その毒の正体は】
悪意である。

イジメ、誹謗中傷は正に、悪意から発生する毒素である。
一度悪意に染まれば、自らが完全に侵されるまで気づかない場合が多々見られるが、正に地獄道である。
悪口は自ら毒を吐く行為であり、吐いた口の中には毒が残り蓄積され、やがて破滅と成る。

その時は如何なる名医であろうと、治療する事は不可能である。
魂の穢れは、人間の技術では浄化出来無いからである。
全てに代償が存在する様に、己れがしでかした悪意のツケは必ず支払う結果と成り、この法則から逃れる事は不可能である。

【悪意を捨てる選択】
何故、こんなに簡単な事が出来無いのか？

いつの時代にも居る愚か者だが、何故発生するのか。

それは人間の傲慢さであり、姑息さでもある。
そして罰せられ無いと言う安心感が、助長して居ると考えられる。
罰せられ無いと云う安心感は、幻想である。

この世は騙し通せても、霊界を騙す事は出来無い。

必ず、審判は下る。
せめてこの世に生ある内に、自らの罪の贖罪を果たして置けば変わります。
その道は平坦な道では無いが、歩めば必ず変わるのである。
その道を拒否してもいずれ歩まねばならない道ならば、覚悟を決め歩む方が楽である。

【年齢と人格は比例し無い】
學びに特化し歳を重ねた方は、重ねれば重ねるほど進化し、やがて目覚めた者と成る日が来ます。
その真逆に怠惰に生き、自我の赴くままに過ごし、晩年を迎えれば最後の最後に全ての結果を味わう事と成り、正に苦海に溺れる事と成る。

あなたは、何方を選択しますか？

全ては自由意思であり、何方を選ぼうと自己の選択であり、誰を怨む必要も無いのである。
霊界は、教えて居る。

一日も早く、學べと。

南無大日大聖不動明王尊
蓮華合掌
金剛山赤不動明王院
院主　永作優三輝

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