今の日本は、混沌と混濁の中にある。
誰が悪い、彼奴が悪い、正に擦り合いである。
これが近代日本の様相であるが、自分までその渦の中に巻き込まれる必要など、無いのである。
雰囲気に呑まれ易いのも人間であるが、自らが毅然とした心を軸に持っていれば、惑わされる事など無いのである。
しかしながら人間の心が脆いのも事実だが、他に呑み込まれ操られる必要も無いのである。
人間は失敗に弱いが、失敗を重ねて學ぶ事も多々ある。
最初から最後まで失敗を知らない人生は、逆に不幸と言えよう。
では何故、失敗を恐れるのか？
それは人間界が全てだと、決め付けて居るからに他ならない。
霊界の存在を知り、霊界とは何かを學び、理解と納得に至った時、あなたは知るであろう。
人間とは何か、何故生まれ何故生きるかを、そして死とは何か死の先に何があるのかを、これが人間に課せられた命題である事を。
お金は、正しく大いに稼いだら良い。
あなたが稼ぎ使う事で使われる側は潤い、その方がまたお金を使う事で他の方々がまた潤い、循環して行くのである。
此処で大切な事は、他人を泣かせて得る金は涙銭、盗銭であり、限り無い因縁を背負う事と成り、恐ろしい結果が返って来るのである。
霊界の法則は、全てに平等である。
しかし本当の平等とはを、私達は真剣に考えねばならない所に来て居るのである。
法則に、自分善がりは通用しない。
平等を主張するならば義務も果たさねば、平等を唱える資格も無いのである。
自由も同じで義務を果たしてこそ、真の自由が唱えられるのであり、権利、自由は義務を果たした者に与えられる。
人間界が如何に不平等であろうとも、霊的自由は霊界が認めて居る事を忘れてはいけない。
現界は學びの場であり、遊び場では無い事をいち早く知る者は幸いである。
南無大日大聖不動明王尊
金剛合掌
金剛山赤不動明王院
院主 永作優三輝
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