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密教1757 密教僧の経験談【石仏続編】

依頼者にお帰り頂き、数日後に依頼者さんから電話がありました。
内容は、以下の通りである。

前回は申し訳無いと謝罪の後、家に帰ると息子が暴れ出し家中を壊しその後意識を失い、目覚めた時には何も覚えて居ないと言うので父親が激怒し、息子と喧嘩に成り家は滅茶苦茶な状態だと云うのである。
私は、言った。
親子共々に反省しなければ、今回の事象は今後も続き酷く成り、収まる事は無いで有ろうと。

何故、親子が反省せねばならないのか?
先ず親が子に、敬い尊ぶ心を教えて来なかった事に問題があり、また息子も誰も観て居なければ大丈夫と考え、今回の事をしでかした事が原因である。
反省が無いから、場所も言わないのである。
そして祟りなどあるものかと畏れ、敬う気持ちが無いから平気でやったのである。
此れを解決に導くのは、至難の業である。
出来れば関わりたく無い案件であるが、当人が反省すれば出来無い事も無い。
壊された石仏はその昔、人身御供にされた娘さんの菩提を弔う為に彫られた石仏であり、言わば墓石なのである。
人身御供にされ、後年に供養の為に作られた石仏を関わりが無い者に壊された悲しみは、計り知れないものがある。
償いは、当然である。
ようやく認めた本人から場所を聴き、依頼者と共に現地に向かったのである。

無惨に、壊された石仏
私は即座に知り合いの石屋に連絡を取り、修理の手配を頼んだ。
依頼者に、言った。
高額な費用が必要ですが、大丈夫ですか。
修理だけでは無く、新たに供養の石仏が必要である事を説明したのである。
すると修理代は負担するが、新しい石仏を建立する費用は内だけが負担する必要は無いと言うので、後はこの件に関わった人達と話して下さいと言って、その場は解散したのである。
他人の大事な物を遊びで壊し、修理すれば良いと云う考え方は、正に現代を象徴する考え方で在ろう。

その後、話し合いはつかぬまま修理は完了したが、人間は納得しても霊は納得出来る筈が無い。
私は今の段階で出来る最善を尽くしたが、後は当事者達が真から謝り反省するしか無い。
反省を拒み過ぎた事と捉えるのであれば、その後の人生は暗雲立ち込める人生を、受け入れるしか無いのである。
その後どう成ったかは定かでは無いが、修理だけで終わりにした事は推察出来る。
霊を甘く見れば、大変なしっぺ返しが来る事を覚えて置いて貰いたい。
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by kongousan-akafudo | 2021-06-08 06:00 | ◎赤不動明王院通信
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