人気ブログランキング | 話題のタグを見る
<< 密教1607 穢れを纏う行為 密教1605 死後の実態 >>

密教1606 傲慢

人間には、感情を制御出来る機能【知恵が進めば智慧と成る】がある。
例えば、言って良い事と悪い事、やって良い事と悪い事の区別が出来る知恵、相手の気持ちを考え行動出来る者を智慧ある者である。
昨今の様々な事象も、暗黙の傲慢さが原因であると考えます。
自分は大丈夫と云う不確かな自信は、んわ自らを奈落にいざなう事と同じである。
人間関係も相手の感情を無視して行えば、傲慢に成りやがて関係性も破綻するのである。
昨今の風潮かも知れ無いが、目上の人に友達言葉を使う、お客さんに対する態度も年々低下し、客も自分は御客様と言わんばかりに傲慢に振る舞う姿は、滑稽であると言わざるを得ない。
現代は正に、道徳心の欠如がもたらした結果である。
会社では上司と言われる者が、己が権力をかさにきて部下をイジメ、己れに逆らう者を排除しようとする姿は正に餓鬼以下である。
【士は己れを知る者の為に死す】
上記の意味を簡単に説明すれば、まともな人間であれば自分の真価を認めて知遇してくれる人ならば、命をかけても惜しく無いと云う意味である。
しかし傲慢な者同士の場合には、何方も上記の意味を終生、知る事無く終わるであろう。
男女の関係にも、同じ事が言える。
男が男の傲慢を振り翳し女を従えさせようとすれば、反発を招き女が美貌を武器とすれば老と衰えに泣く、正に同じ土壌で争うが如しである。
上記の事柄の共通点は、傲慢である。
傲慢とは必要の無い感情であり、真摯に學ぶ者には、害毒と成り百害あって一利なしである。
この先、人間界が仮に滅ぶとすれば、その最大の原因は人間の傲慢さであろう。
南無大日大聖不動明王尊
金剛合掌
金剛山赤不動明王院
院主 永作優三輝


by kongousan-akafudo | 2020-12-02 06:00 | ◎赤不動明王院通信
<< 密教1607 穢れを纏う行為 密教1605 死後の実態 >>