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密教1565 心霊体験【福縁】

自らが予期せぬ良縁を福縁と云うが、はたして良縁は福縁だろうか?
以下は、私が見てきた実話である。
ある旧家での出来に始まります。
その家では代々、長男が早死すると言い家族が恐れておりました。
私がまだ愛知県の寺に奉職して居た頃に、縁合って上記の御宅に祈祷に上がり、その事が起きたのである。
御家族が全員参加され、供養に始まり加持祈祷に入った中盤頃、突然、御長男が頭痛を訴え始めました。
しかし加持祈祷中であり、御家族が介抱されておられるので続行しておりましたが、その内あらぬ事を口にし始めたのである。
【痛い苦しい、悔しい、退かしてくれと口走りもがき苦しんで居た】
私は見かねて側に行き、聴いたのである。
何が何処が苦しいのか、言って下さい。
すると家の中の一点を指差して、あれを退けてくれと言うのである。
あれとは、その家に古くからある石燈籠である。
密教1565 心霊体験【福縁】_e0392772_20353283.jpg
その石燈籠をいつ誰が建てたかは、家族は知らない。
ただ子供の頃からその場所にあり、気にもして居なかったのである。
私は、提案した。
あの石燈籠を一度、崩してみましょう。
後日、職人さんにお願いして退かして貰った時、下に石燈籠の土台が現れ其れも撤去した時、その下から人骨が出て来たので、大騒ぎに成りました。
警察に通報して、鑑識が掘り起こし鑑定の結果は、古い人骨であり事件性は無いとの事で一件落着したが、御家族の要望で改めて供養し荼毘に伏して、寺の納骨堂に安置し供養する事と成り一安心して気づくと、御長男の頭痛も嘘の様に無く成って居たのであります。
これだけなら、心霊体験だけで終わったのであるが、後日談がある。
それは、霊的、副作用とも言える現象である。
話しが長く成るので、この続きは次回お話し致します。

南無大日大聖不動明王尊
蓮華合掌
金剛山赤不動明王院
院主 永作優三輝

by kongousan-akafudo | 2020-10-17 06:00 | ◎赤不動明王院通信
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