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密教1406 密教法具

密教の法具は、古代インドで手術道具として使用されて居た道具が密教に取り入れられ発達したと云う説が最も有力であるが、密教では独自に改良を加え
まったく新たな形に発達したのが、密教法具である。
本物の密教法具は、一般の方々が知って居るのはほんの一部であり、大きさも材質も異なる物が多々ある。
また使い方に至っては、普通の僧侶では知り得ない事が、多々あるのも事実である。
当院では現在、経典を元に様々な法具の復元作業を進めております。
復元作業には、様々な工程とそれに伴う資金が必要なのは当然ですが、私は諦めません。
以下では、復元作業のあらましを紹介しましよう。
①経典の解読と選定
当院所蔵の経典には、図式で表されて居る物も少なくない。
例えば護摩壇、其処には調伏炉、息災炉、敬愛炉、増益炉の図式もある。
各炉には用意するべき法具の記載もされて居るが、現在では入手困難な法具も存在する。
従って、新たに製作するしか無いのである。
②法具、仏具の製作過程
法具、仏具の詳細な図面を作成する事が肝心である。
③図面通りに木型を製作する木型は、細密な物を要するので仏師に依頼し製作、それを型師に渡し鋳型を製作する。
④鋳造師、出来た鋳型を元に鋳造するのだが、その前に材質の選定が重要な鍵と成る【材質に依り温度の設定管理が必要である】。
⑤彫金師と研磨師
出来上がった法具に細密な彫金作業を施し、最後に研磨師が仕上げを行う【研磨が不完全な場合、錆を呼び易くなるので重要な作業となる】。
以上を挙げただけでも、大変な工程と専門家の力と協力が不可欠な事がお解り頂けたと思うが、簡単に出来る事では無いのである。

では何故、単立弱小の当院が上記の事が出来て来たのか。
其れは、協力者の方々が居るからに他ならない。
法具専門会社の社長、仏具専門会社の社長、神具専門会社の社長、様々な分野の協力者の方々が応援して下さって居るからであります。
人間界に於いて、一人で出来る事には限りがあります。
理想、信頼、信仰が合致した時、完成がある。
当院は、これからも忘れられ失われた密教法具、秘仏の復元を進めて参ります。
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南無大日大聖不動明王尊
金剛合掌
金剛山赤不動明王院
院主 永作優三輝

by kongousan-akafudo | 2020-04-01 06:00 | ◎赤不動明王院通信
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