様々な原因と動機が入り混じり自殺は、繰り返し止む事が無い。昨今の日本では、若年層の自殺が増加して居る事実を重く受け止め、我々も考えねばならない。私は、過去、現在に於いて自殺者の慰霊供養をさせて頂いておりますが、毎回思う事があります。【願わくば、自殺を決行する前に会いたかった】以下、実例をご紹介しますが、事の性質上、地名、人名は割愛します。
その日の相談依頼は、息子さんの異変に気付いたお母さんからの依頼である。
お母さんは、息子さんに対して表現がしようの無い不安感を覚え、息子さんと二人で相談に来られました。
息子さんはまだ幼さが残ってはいるが、普通の少年である。
しかし、その表情は暗く落ち沈んで居る様に視える。
本人に尋ねても普通に受け答えには応じてくれるが、それ以外は無い。
これ以上、話しても真相は掴めないと判断した私は、少年の守護霊に聴く事にした。
そして、衝撃的な事を知る事に成ったのである。
【今迄に五回、手首を心で切っている六度目は現実に成る】
私は、本人に確かめた。
すると大粒の涙を流しながら、ハッキリ認めた。
お母さんは仰天し、涙を流しながら息子さんに詰め寄った。
何でそんな事をするの。
私は、お母さんを静止した。
その後は、ゆっくりと息子さんから事情を聞きました。イジメもあったがそれが原因では無く頭痛がしてその後、意味不明な自殺衝動に駆られると言うのである。そして霊査を続けた結果、わかった事は息子さんが通う学校で自殺した霊が、息子さんに影響を及ぼして居たのである。私がその学校に行って除霊をすれば良いのだが、入れては貰えない事は分かって居るので、息子さんに加持祈祷を施し護る事にした。この件に関しては、後日談があるので次回に詳しくお話し致します。
南無大日大聖不動明王尊
金剛合掌
金剛山赤不動明王院
院主 永作優三輝