子供〜大人〜中年〜高齢者へと肉体は成長する過程で、心も成長するはずですがそう簡単に行かないのが心の成長である。心の成長は、反省と自覚が最も重要な要素であり、例え高学歴を有して居たとしても心の高学歴者とは、言いがたいのが現実社会である。
心の成長が、何故重要なのか？
心の未熟さは、自らにとっても不幸を呼び寄せる核と成るからである。
極端な例を挙げれば、犯罪者は全て心の未熟者と言えよう。
自己中心性、懐疑性が著しく強く見られるのが犯罪者の傾向である。
そして霊的観点から視ると自己中心性や懐疑性は憑依を招く最高の餌と成るのである。
自己中心的な考え方は、誰にでもあり普通の人は、理性で抑え智慧で解決しておられます。
しかし乍ら、昨今の情勢を視ると心の劣化が凄い勢いで進んでいる事が解ります。
例えば、自分の病いを他人にばら撒きに行く行為など、子供でもやら無い事である。
増してや中年期を過ぎ壮年期に入った者が、これでは先行きに不安を感じる方も少なく無いで有ろう。また、議員と言う重責にありながら道徳心が疑わしく成る様な行為に走る馬鹿者、正にオリのない動物園、状態である。
甘えを受け入れ助長、増大させて居る要素とは何か？ 學びの欠如と価値観の曲解が、考えられます。
自己に都合の良い意見や言葉は、心地よい子守唄に聞こえるが、本質は心を衰退に導く毒薬である。
では、どうすれば良いのか？
人に教えを請うのが苦手ならば、哲学書や文学書、論文を読破し自らの理解力を向上させるしか方法は無い。そして最高の學びは、苦労の積み重ねである。
現代は、自分に甘く他人に辛いが風潮の様であるが、これは自らの魂の衰退と劣化を急速に進める害毒である。最後の選択は己が決め、実行に移して居る、これが自己選択であり自己責任である。
南無大日大聖不動明王尊
蓮華合掌
金剛山赤不動明王院
院主 永作優三輝
