古い話しだが私がまだ若い頃、奉職して居た寺に一件の祈祷依頼が参りました。内容を伺うと全身に腫瘍が広がり医師も手が付けられない状態で、患者はうわ言の様に怒鳴り泣き怯え、周りの方々もほとほと困り果てて居ると言うのである。師僧の命を受け霊視をすると様々な石仏の姿が浮かび上がり、一人の男が石仏に無礼を働いて居る姿が見える。唾、足蹴、罵声、果てには、放尿、何故ここまでするのか?
男は芸能人、各地で番組を撮って話題になって居た。
その番組は、心霊現象を題材にした番組だった。男は撮影の合間に、こんなものが祟るものか祟るなら俺を祟ってみろと言い、石仏に無礼を働いて居たそうである。その時の男は、そうする事で自己顕示をしたかったので有ろうが、行動は最悪である。
自己顕示をしたいのであれば、他に幾らでも方法はある。 それを事も有ろうに絶対犯しては、ならない事を犯してしまったのである。
地方の石仏には、様々な経緯と理由がある。
一例を挙げれば、極貧に合った人が生きる為に泣く泣く殺した我が子の供養の為に建てた石仏であったり、疫病で苦しむ家族を救う為に建てた石仏であったりと様々な歴史が刻まれて居るのである。
其処には供養される者、される者、見守る者の想いが凝縮され現代に至って居るのである。
出来れば、そっとして置いて欲しいと願って居るのです。
それを寝て居る者を足蹴にして、おこす様な事をすれば当たり前の結果で有ろう。
その後、その俳優は失意の内に亡くなりましたが、死しても尚、自分の葬儀を理解する事は無かった。
南無大日大聖不動明王尊
蓮華合掌
金剛山赤不動明王院
院主 永作優三輝
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