当院は長年、密教塾を続けて参りましたが、この度新生密教塾を開塾する事に成りました。従来の方式を一変し、密教本来の目的を果たすべく改編に至りました。当塾の本来の目的は、未だ眠れる本能、即ち能力を呼び起こし広く世間一般に知って頂きたく、始めたものであります。密教は沙門【シャーマニズム】を誕生させる道、従って真摯に學ぶ姿勢が要求されるのである。私が主幹を務め、例え出家で無くとも心が出家を志す者であれば、御本尊様にお許しを頂き初伝から教え導いて参ります。但し興味本位の人や、いずれ上記を使い商売に繋げたいと考て居る人は、入らない事をお勧めします。何故か？密教は心に偽りがある場合、間違い無く被るからである。
被るとは、様々な形で表されるからである。
例えば他の人の依頼を受けたり、自分の我欲の為に法を使用した場合、修行もして居ない者は、全て自身に受けるからである。
以前にも語りましたが、密教の法は諸刃の剣である。
例えば修行もして居ない者が、日本刀で素振りなり据え物切りを試みれば、必ず怪我をするのと同じである。
武術の世界でも様々な武器を使いこなせる迄には、血の滲むような修行を重ねようやく使いこなせる様に成るのである。
生半可な修行は、何の意味も無さないばかりか生兵法は怪我の元になり、命の危機に繋がる事もある。
密教塾の意味と意義
あなた自身が學ぶ事で、偽物を見破り惑わされ無い為の知識・智慧の集約を目指し、自らも不思議思考を改め真の信仰とは何かを体感、実感して頂く為の學びである。
南無大日大聖不動明王尊
蓮華合掌
金剛山赤不動明王院
院主 永作優三輝
