霊を気にしない方々も多いが、開発の名の下に龍神池を無造作に埋め立て、其処に棲む動物の保護もせずにブルドーザーで踏みにじり、霊的儀式も無視して進む開発、如何なものだろうか疑問に感じる。
上記の様な事を何度も観て来たが、心配されるのは今後その場所を買い住む方々の事である。
何事も感じ無い気にしない方々も多いが、その場所を選んだばかりにその後の人生を左右する現象に悩む方も、少なく無いのも事実である。
本来なら開発会社が工事を実施する前に、産土神、龍神尊に御移り頂く社を建立し、今後その土地に住まわれる方々の安全と繁栄を祈願するべきであり、
またそうする事で後の工事の安全と会社の発展に、繋がるのである。開発の規模を考えれば、僅かな土地と費用であり、新しく住まわれる方々の拠り所にも成るのである。
一例を挙げれば、とある会社が新社屋を建設される時、受けた相談では社長・会長さんが信仰心深く末長く会社の発展と社員の安全を祈願する為には、
どうしたら良いか相談に来られました。
既にビルの設計図は完成して居たが、周りをどうするかはこれからの事である。
私は、提案した。
会社繁栄には社員の力が一番必要であり、そして土地の神の御力が必要である。
様々な打ち合わせを繰り返した結果、正面玄関側が良い事に着目し、全員一致で着工が決定した。
近隣の宮司さんにもお払いをお願いして、私は密教の鎮宅除災に関わる祈祷を厳修した。
現在その会社は業績も伸び、株式上場を果たしております。
本来、神事仏事は一体だったのである。
神仏融合が、正しいあり方なのである。
何はともあれ、依頼主が繁栄された事は喜ばしい限りである。願わくば上記の土地に移り住む方々が、何事も無く過ごされる事を祈るばかりである。
全ては縁だが、良縁も悪縁も自分が引き寄せた結果である。 どちらに縁を得ようとも、改善を引き寄せる事も出来るのである。
南無大日大聖不動明王尊
蓮華合掌
金剛山赤不動明王院
院主 永作優三輝
