霊界の法則には、順序と順番が欠かせません。例えば、人間界でも同じでは無いでしょうか。
順序、順番を無視してまともなものが、出来上がりますか？
各自、お考え下さい。
昨今は、古いとか時代遅れと云う言葉を聞くが、それはそれで良いと考えます。
私が知る職人と言われる方々は、古くからの製法をそのまま護り素晴らしい作品を、世に送り出しておられます。
その仕事ぶりは、律儀であり心に迫る様であります。
昨今は消費時代であるが、良い物は古く成り傷つき壊れても修理修復が可能であり、修復後は出来た頃の輝きを取り戻し、充分にその後の使用に耐えてくれるのである。
正に日本の文化を視る様な、心持ちに成ります。
私は、古い物や古い事が全て良いとは言いませんが、伝統と文化は知っておくべきでは無いでしょうか。
その昔、楢山節考と云う映画を観て感動した覚えがある。
いわゆる姥捨山伝説を題材にしたものだが、お年寄りの知恵に救われる場面は感動的である。
【興味がある方は検索されると良い】お年寄りの経験と智慧は、現代でも大いに役立ちます。それを古臭いとか、時代遅れと捉えるのは、こちら側の不遜であると考えます。
誰でも年月を重ねて行けば老婆【刀自】男の老人【翁】刀自とじ、翁おきなとは、御老人を敬い使う敬称である。
御老人は、言わば私達の大先輩である。
順序、順番で言えば尊敬する存在である。
また尊敬出来る存在であって、欲しいのである。お年寄りがおられるお宅では、大変な事も多々あるでしようが、いたわり仲良く過ごされます様、ご祈念申し上げます。
南無大日大聖不動明王尊
蓮華合掌
金剛山赤不動明王院
院主 永作優三輝
