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密教1310 密教の秘仏

密教には異形の仏が、様々に存在します。
其れは全て、御仏の智慧に依り存在を得たと言っても、過言ではありません。
如来部〜菩薩部〜明王部〜天部に至るまで、様々な御姿を観る事が出来ます。

明王部では、忿怒の姿の尊像が多く見受けられます。
悪に対して一歩も引かず、許さないと云う思想の現れであり、力強さを感じさせる御姿であります。
天部の諸尊は、明王部の御姿とは異なり一概に言えないのが、天部の諸尊の御姿であります。
特に弁財天の御姿は、幾重にも変化して居る事でもお解り頂けると想います。
八臂弁財天〜妙音弁財天〜等々また頭の上に鎮座する宇賀神尊も有名である。
聖天尊に至っては双身、単身と様々であり微笑ましくも視えて参ります。

巷では、聖天尊に関して流言飛語がまことしやかに語られて居りますが、実際にはこれほど慈悲深き尊格は、他に類を観ないほどであります。
何故ならば、象頭双身歓喜自在天尊の姫神は、十一面観音尊の化身だからである。
十一面観音尊は、慈悲と全てを見渡す仏、人間にバチなど与えません。
正に理趣経の真の教えの具現化であり、害を成すなど考えられ無いからである。
秘仏双身毘沙門天尊は、悪を嫌い悪に立ち向かう有り難い尊格であります。
特に蘇婆呼童子経に基づき製作せし尊像は、霊験あらたかであると伝えられております。
当院では、蘇婆呼童子経に基づき双身毘沙門天尊像を製作しております。
興味がある方々は、ご検索下さい。
ブログの下部に、様々な確認欄を設けてあります。

大元帥明王尊、この御尊名を知る者は少ない。
御姿は正に鬼ですが、最高に力強い明王尊である。
以下に、写真を載せておきます。
御覧下さい。
当院では現在、蘇婆呼童子経の教えに従い、尊像【大元帥明王尊像】を製作するべく奔走中である。
上記以外にも、密教仏は存在します。
私は今後も忘れ去られようとする密教の仏を皆さんに紹介する様、努力して参ります。
ご期待下さい。

南無大日大聖不動明王尊
蓮華合掌
金剛山赤不動明王院
院主 永作優三輝
密教1310 密教の秘仏_e0392772_21442798.jpg


by kongousan-akafudo | 2019-12-09 06:00 | ◎赤不動明王院通信
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