師僧の指示を受け私は、祠の正体を確かるべく走り周った。始めは、雲をつかむ様な気持ちだったが、調査する内に分かった事がある。
模倣を避ける為に具体的な方法は割愛するが、その時の経験は今の私にとって大切な要素になっている事は、確かである。
その祠は、武家社会時代に建てられた。
この家には、必要な祠だったのである。
祠に安置されて居た中身を書く事は、憚られるので割愛します。
幾日かが経過して、ようやく加持祈祷の準備が整い、祈祷が行われました。
すると、病で伏せっていたお子さんが、起き上がり喋り始めたのである。
以下は、私の記憶の中にあるお子さんが喋った内容である
【この家を何代も護り続けた我らをないがしろにし、在ろう事か祠まで打ち捨てた事は許し難い、、、】
ここで護摩の炎が一段と勢いを増し、法を修する師僧に力が入った。
次の瞬間、お子さんは意識を失い布団に横たわる。
加持祈祷も無事終了し、お子さんが目覚めたので、先ほどの事を聞いてみた。
すると自分は、寝て居て分からないと言うのである。
これは明らかに、憑依である。
師僧が、それ以上聴く必要は無いと言うので取りやめ、後は師僧のお話しに全員が注目しました。
覆水盆に返らず、無くなってしまったものは、帰りません。
しかし、心まで無くした訳では無い。敬う心と尊ぶ心は、普遍です。深く御仏に帰依し御加護を望む時、御仏は必ずやあなた方親子を守護されます。
安心してこれからの人生を歩んで行ってください。その時の親子の眼には、涙が流れていた事を忘れる事は無い
あれから数十年の時が流れて、今はお子さんが立派な跡継ぎと成り、家を支えておられます。無闇に古い祠や、今はお祀りして居ないので、いらない・捨てるは、お考え下さい。
物には、歴史や想いが篭る事が多々あります。
南無大日大聖不動明王尊金剛合掌金剛山赤不動明王院 院主 永作優三輝
htmx.process($el));"
hx-trigger="click"
hx-target="#hx-like-count-post-28507842"
hx-vals='{"url":"https:\/\/akafudoumyououin.exblog.jp\/28507842\/","__csrf_value":"ca4e2889b950c8915d6531ccabe7da8323106a38c818b4526739ed9366d07cfce26865536f6fd67c571b86a464d7bee385f2095ef88d885ea4e7242998d66912"}'
role="button"
class="xbg-like-btn-icon">