昨今、痛ましい事故が日本各地で発生しております。ニュースに取り上げられ無い、事故の裏にも痛ましい現実があります。交通事故は、被害者も加害者も不幸な現実があります。
事故の大半は、過失が原因だがやりたくてやる者は、居ないで在ろう。
しかし、交通事故が後を絶たないのも現実である。
昔から魔がさすと言う、言葉がある。
交通事故は、一瞬の魔であると言えるで在ろう。
以下に、私の知る悲惨な例をお話し致します。
一人の勤勉なトラック運転手が、何時ものように配達をして居る最中に事故は、起こってしまった。
その日は荷物も多く、配達が遅れていた。
そして信号の無い交差点で、事故は発生してしまった。
左方向から来たトラックが通り過ぎて彼は直進した瞬間、トラックの後方を走っていたバイクと衝突、バイクの運転手は後日、死亡した。
被害者は、家族を支える優しいお父さんでした。
長男は真面目な大学生で、弟・妹を可愛がる優しいお兄ちゃんである。
お母さんは、少しでも家計を助ける為にパートで働く、優しいお母さんである。
一家は父の死に依り、悲しみのどん底に落ちた。
その一方で、加害者であるトラック運転手も地獄だった。
元来、優しく勤勉な彼にとって、耐えがたい出来事であった。
そして半年後、彼は自殺した
正に事故とはいえ、双方とも痛ましい結果である。当院では、一件でも交通事故が減る事を願い、交通安全の祈祷を行なっております。
南無大日大聖不動明王尊
蓮華合掌
金剛山赤不動明王院 院主 永作優三輝
