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密教1147 祈祷行脚

私が若い頃は、師僧に同行し様々な加持祈祷を経験し、學ばさせて頂きました。
そのおかげで、現在があるのである。
以下は、その頃の経験談である。

経験談①憑依と除霊

時は、十月のまだ暑さを感じる頃、とある場所からの依頼を受け伺った時の経験談である。
依頼者家族が待っておられ、状況を伺いました。

十八歳の娘さんの異変である
一見しても、何ら普通の娘さんである。
しかし祈祷が始まり暫くすると、形相が変わり怒鳴り意味不明な言葉を発し暴力的になった娘さんを親御さんが抑え、
師僧の読経にも力が入って来たのを感じた瞬間、娘さんは、親御さんの手を振り切り四つん這いに成り、そのままの姿勢で1メートル位飛び上がって、
部屋の中を飛び回り始めました。
そして祈祷が佳境に入った時、娘さんはその場に倒れ込んだ。
親御さんは、娘さんを抱く様にして、その後も祈祷は続きました。

そして加持祈祷は、終了し師僧の話しが始まりました。
娘さんは、何らかの原因で動物霊に憑依され、もう少し遅ければ完全憑依に落ち入り、
その後は、特別な病棟で暮らす事になって居たで有ろうと親御さんに伝えました。
そして師僧が指指した場所には【依頼者の自宅は、古くからの旧家で敷地も広いお宅である】、朽ちかけた祠がありました。
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依頼者に聴いてみると自分の子供の頃には、彼岸、盆にはお酒やお供物を捧げて居たが自分の代には、やって居ないと言うのである。
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師僧は、依頼者にあの祠を建て替え昔の様に供養しなさいと教えました。
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しかしその後、連絡は途絶えその家がどうなったかは、知る由も無い。
先祖がやって居た、供養を辞めるも自由である。
墓を始末するも、自由である。
誰にもとやかく言う事は、出来ません。
しかし生ずる事だけに対処しても、それは対処法に終わる事を知って貰いたいのである。
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by kongousan-akafudo | 2019-06-28 06:00 | ◎赤不動明王院通信
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