現界に生を受け役目が無い者は、居ない。
自分には、そんなものは無いと考えている人も少なからず居るであろうが、誰にでも役目は存在します。
母の胎内に宿りし時点で役目は、発動して居るのである。この地球上に、存在するもの全てに役目があると言っても過言では無い。
言わば、無益なものなど存在しないのです。
無益、無駄は、自身に都合の悪い場合に無益、無駄を唱えて居るに過ぎないのである。
自分には、目標も目的すら無いと考えて悲観して居る方には、特に知って頂きたい。
生き抜く事がお役目なのです。
金持ち、有名人、様々な人間模様がある。
それだけが目標目的であれば、人間とはつまらない生き物だと私は考えます。
善を知らねば悪に染まり、貧富を知らねば空腹を知らず、飽食に走る。
苦を知らねば感謝を知らず、痛みを知らねば傲慢に至る。
私達は様々な経験を通して學びを得る学生だと私は考えます。
歳を経て考える事は、長い学生生活であると、自身の學び生活が終わり帰る時は、本当の意味で卒業である。
喜怒哀楽、喜びの思い出、怒りを覚えた思い出、哀しみの思い出、楽をした思い出は、誰にでもある。
度合いは違っても、上記を経験した事が無い人は皆無であろう。
それを學びに転換させる事が、お役目なのです。
今、挫けそうな人は、噛み締めて頂きたい。
南無大日大聖不動明王尊
蓮華合掌
金剛山赤不動明王院 院主 永作優三輝
