不幸を招く要因は心の未熟さにある。
自分の立場を利用して、他人を落としめる行為は正に未熟者、そのものである。
過去にも、未熟者に苦しめられて居る人の相談を受けお話しをさせて頂きましたが、結論から言えば未熟者の最後は悲惨な結果に終わるである。
何故、悲惨な結果を招くのか？それは因縁である。
因果応報、原因結果論で充分に説明がつくからである。
自分の立場を利用して様々な悪事を重ねる事は、真綿で自分の首を絞めて居るのと同じである。そして、積み上げた因縁がある一定量を超えた時点で、ブーメラン現象が発生するのである。
私が知る例を挙げれば、ある会社経営者は会社倒産の後、悲観し入水自殺を遂げて居る。
ある意地悪な婦人は、原因不明の病に依り下半身不随になり、他人の手を借り無ければ生きられない状態になり、
今度は、自分が厄介者扱いを受けるに至った。
まだまだあるが、必ず返って来るのが因縁である。
如何なる地位に有ろうと、何人も逃れる事は出来ない。
そして、因縁を積む者の特徴は學ばず、信仰心の無い者が大多数だと言う事である。
敬う心、尊ぶ心があれば上記の様な愚行は、避けるであろう。
唯一の救いは、前非を悔いて因縁解脱に邁進すれば救いの道がある事である。
南無大日大聖不動明王尊
金剛合掌
金剛山赤不動明王院 院主 永作優三輝
