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密教1070 秘仏

密教には、異形の仏が多く存在するがそれは、力の具現化である。

解り易く言えば人間界にも【異形では無いが】言える事である。

職業で考えれば依り解り易く理解出来ます。


特化した能力を有する人は、幾らでも存在して居る。

まず医師、法律家、建築家、芸術家、様々な専門家、上記の方々は、高低の差はあっても特化した能力が無ければ、維持も継続も難しい仕事である。


密教の仏が何故異形なのか?私達に解り易く教える為なのです。

例えば両頭愛染明王尊は、向かって右側が不動明王尊、左側は、愛染明王尊、両部の頭領でありそのお力は絶大な力を有している。

降三世明王尊は天界現界地界を自由に行き来、出来る尊格である。

象頭双身歓喜自在天尊【聖天】は、他の仏が叶えぬ願いを叶える仏として有名である。

宇賀神尊は、念じ信仰すれば貧を転じ富を得るとする尊格である。

双身毘沙門天尊は、負に泣く者を勝利に導く尊格である。


上記は、密教の秘仏の一部であるが、それぞれ特化した尊格である。

現代風に言えば、専門家の揃い踏みと解釈すれば解り易いと考えます。

医師でも各種専門分野がある様に、御仏の世界でも専門分野が存在して居るのである。

南無大日大聖不動明王尊

金剛合掌

金剛山赤不動明王院 院主 永作優三輝





by kongousan-akafudo | 2019-04-12 06:00 | ◎赤不動明王院通信
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