密教、仏教の教えに関しては素晴らしい教えである。
戒名とは、戒律を守る証に賜るものである。
法名は、僧侶でなくとも、寺に貢献し死後与えられる名前である。
しかし乍ら、拙僧の浅學ではありますが、靈的に【降霊をする時にお呼びする名前】故人をお呼びする時、戒名、法名でお呼びしても何の反応はない。
俗名【生前の名前】でお呼びする時、殆どの靈が反応されます。
それは、馴染みが無いからではないだろうか。
死後つけられた名前に反応する人はない。
むしろ、生前に慣れ親しんだ名前に反応するは自然であろう。
戒名も法名も大事な事であるが、故人が納得しての供養を考える時、どちらが良いか皆さんな御判断にお任せしたいと考えます。
葬儀も、昔乍らに執り行えば三日三晩に相成りますが、昨今の葬儀は正に儀礼。
私が考えるに、葬儀とは故人を敬う船出を意味します。
靈的観点から考えれば、現界の苦を離れて靈界に帰幽する船出である。
現界に残りし者達は、別離を惜しみ涙します。
しかし乍ら、一番大事な事は、故人が心置きなく旅発つ【帰幽】ように計らい見送る事である。
馴染みの薄い名前を呼ばれても、はたして振り向けらるのであろうか。
以下の答えは、皆さん自身が考え出す事ではないのであろうか。
南無大日大聖不動明王尊
蓮華合掌
金剛山赤不動明王院 院主 永作優三輝
