人間は理性を失った時、憑依を呼び寄せる。
最悪な場合、犯罪を引き起こす原動力になる事がある。
憑依霊は、同じ波長を持った者を好み助長させる事で自分の望みを叶え様とするのである。
例えば憑依霊は、生前に學ばず怠惰に生きたから死後に憑依霊になり下がるのである。
私達が氣をつけなければならないのが、感情のままに行動を起こしてはいけないと云う事である。
先ずは自己を見つめ、正邪を見極めて冷静に判断する事が必要である。
人間は理性の生き物であり、理性を失い本能のままに行動すれば誤りを犯す事が多々ある。
そして誤りを犯した時、後戻りは不可能であり、自ら地獄の門の前に立つ事を選択した事に嘆くのである。
後悔先に立たず。
理性を保つのは難しいかも知れないが、理性を失った場合の代償を考えれば保つ事の努力こそ必要である。
理性を保つ方法は幾らでも用意されて居る。
ただ、最初から學びを拒否する者に差し伸べる手はない。
學びこそ人間性を向上させ、魂の向上へといざなうのである。
昨今の殺伐とした時こそ、學びが求められているのである。
南無大日大聖不動明王尊
蓮華合掌
金剛山赤不動明王院 院主 永作優三輝