答えは簡単である。
肉体が全てだと思い、考える思想が元になっているのであります。
では何故、馬鹿げた幻想に振り回されるのか？
欲が欲を呼び寄せるのである。これに陥ると、人間は本来の使命を見失います。
人間の本来の使命は、欲を達観し、生きるとは？何故生きる？に、答えを見いだす為に生まれて来るのである。
欲を追い求める為ではない。
しかし乍ら、悲しくも肉体を得て様々な快楽にしたる段階で、人間は本来の目的から逸脱した肉欲に支配され、道を誤るのである。
そして、千年を費やした苦労を水泡に帰す過ちを犯すのである。
今、現界に暮らす方々の大部分は、千年以上の歴史を持っているのである。
しかし肉欲に身を任せた時点で、振り出しに戻る事を忘れてはいけない。
どんなに善行を積もうが、真に學ばねば誘惑に負けてしまうのです。
誘惑とは魔界の罠である。
それに同調するも、付き従うのも私達の意識なのである。
良心、悪心、全ては己れの選択である。
南無大日大聖不動明王尊
金剛合掌
金剛山赤不動明王院 院主 永作優三輝
