昨今の事件事故に見られるのが、命の軽視である。
人を簡単に傷つける行為は、命の軽視が根底にあるから殺人に結び着くのである。
嘘偽りを隠す為に殺す。
感情の激昂を抑えられない。
理由は様々であろうが、実際に行動に起こす原因は命の軽視が根本的要素である。
では、命を軽視する考え方は何処から生まれるのか？
それは、この世が全てだと考える短略思考から発する傲慢さである。
この世が全てだと考えるから、戦争も発生し奪い合いも起こるのである。
うたたか【泡沫】
この世は、肉体はせいぜい長くて百年であろう。
その短い人生の中で、命を學び、人生を達観する事が私達の役目なのである。
そして、次に伝え行く事こそ使命なのです。
他を滅して、我が身の生はない。
長い暗黒に身を置く事になる。
それは、百年では終わらない暗黒である。
命を學び、実践する事は、自身のしあわせに繋がる事を知るべきである。
南無大日大聖不動明王尊
蓮華合掌
金剛山赤不動明王院 院主 永作優三輝
