日本人ほど結界を自在に使い操り、文化にまで昇華させた民族を私は知らない。
しかし乍ら、昨今では形骸化し、真を知る者も少ない。
それは何故か?
価値観の変化によるものと考えます。
昔は何よりも、先祖や神仏を敬い尊び、五穀豊穣は神仏からの授かり物と云う考え方が定着して居りました。
そして其処には、神仏に対しての感謝があったのです。
魔の侵入を阻止し、許さない信念が存在したのである。
その片鱗は、神社仏閣は言うに及ばず、華道、茶道、各分野に今もなお結界として残って居ります。
【結界】けっかい
① 仏道修行に障害のないように、一定地域を聖域として定めること。寺院などの領域を定めること。 ② 密教で、一定の修法の場所を限って印を結び、真言を唱えて護り浄めること。 ③ ㋐ 寺院の内陣と外陣との境の柵。 ㋑ 外陣中に僧俗の席を分かつために設けた柵。 ④ 帳場格子。 ⑤ 茶道具の一。風炉先屛風の代用品。道具畳の向こうに客畳のある広間などで、その仕切りに置くもの。
大辞林第三版の解説より 当院は、古来依り伝えられて参りました結界を、広く皆さんに伝え残して行く所存であります。
内容は、悪質な詐欺師や様々な魑魅魍魎が存在して居るので、明かす事は差し控えます。
真剣に結界をお考えの方は、お待ち申し上げて居ります。
当院では、過去に様々な実績を踏まえた上での行法が御座います。
強固な砦は、結界を意味するのである。
南無大日大聖不動明王尊
金剛合掌
金剛山赤不動明王院 院主永作優三輝
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