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密教870 心の備え

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私が密教塾を通じて多くの方々に教えている事は、心の備えである。
いざその時が来ても、心の備えが出来ている方々は次の行動を起こし易く成ります。
例を挙げれば、普段から心掛ける事は3日の備えである。

3日の備えとは?

・飲料水の備え。
一人が一日に飲む量を考え備蓄する。
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・食料の備え。
火を通さずに食べられる物で、保存の出来る物を選び備蓄する。
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・灯りの備え
人間は灯りが無ければ不自由で、何より不安感を覚えます。
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・情報の備え
ラジオや電源を必要としない物を備え、常に情報を得る事が大切です。
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上記の備えは、常日頃、賞味期限を考え、古くなる前に消費した新しい物と入れ換えます。
それが心の備えの意識向上へと繋がります。
その結果、家族にも良い影響を与えます。
その影響はやがて家族の結束に繋がり、家庭円満にも繋がるのである。

押し付けがましい言動や態度は摩擦を増やし、良い結果など生まれません。
家族で協力出来無い人が居ても、責めずに淡々と行えば、やがて反省の心が芽生えて参ります。
心の備えは物だけに非ず、心をも団結させる効果があるのです。

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私達は、現界に學びを求めてやって来た學生なのです。
しかし、肉体と言う衣を纏った瞬間から欲を覚え、その結果、不安と恐怖を感じる者に成ったのである。

但し、不安も恐怖も平気だから何もしない、は怠惰の極みである。
動物ですら、自らを護り家族を護ります。

人間には智性と理性がある。
これは素晴らしい能力であり、叡智なのです。

そして、現界を去る時は素直に帰り、経験を感動に換え、感動を土産に帰幽する事が最良な結果である。

南無大日大聖不動明王尊
蓮華合掌
金剛山赤不動明王院 院主永作優三輝





by kongousan-akafudo | 2018-09-08 06:00 | ◎赤不動明王院通信
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