
今般、当院所蔵の聖天尊像を修復しました。
材質は金銅製で、様式は古代インド系の衣を纏っている。
抱擁する御姿は、愛し合う自然な流れを具現化し、無理のない流麗さが現れる尊像である。
修復には、その道の中でも一流の技術者に携わって頂きました。
普通、文化財の修復は、現状維持を原則として居る。
しかし今回は、製作された時の様相を取り戻す為の修復である。
言わば、過去を蘇らせる為の修復なのである。
過去を蘇らせる為には、過去を知らなければ蘇らせる事は不可能である。

参考資料:赤不動明王院所蔵資料 一例
しかし幸いな事に、当院には全ての文献資料が整って居る。
それに加え、私の経験と知識を加味し、技師さんと二人三脚で実現したのが今回の聖天尊像修復である。
これから、開眼供養会、浴油法、様々な法を重ね、皆さんの願いを聴いて下さる御仏として、当院の聖天壇に安置される事になります。
私の命続く限り法を修し、皆様のしあわせをご祈念申し上げて参りたいと存じ上げます。
尚、秘仏聖天尊像は、今のところ一般公開の予定は御座いません。
よって拝観は出来ませんので、悪しからずご了承願います。
南無大日大聖不動明王尊
蓮華合掌
金剛山赤不動明王院 院主永作優三輝
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