■調伏祈祷 私は、あまり調伏祈祷は好きではありませんが、必要と判断した時は迷い無く厳修致します。 以下は、その一例で御座います。 或るご夫婦が、私の寺にお出でに成られました。 お話を伺いました。《以下は、その時の事》 一人娘のお嬢さんが、突然意味不明な言動を発する様になり、困って居るとの事でした。 私はまず、専門医の診察を勧めました。 後日、診断結果を携え、ご夫婦は再度私の寺にお出でに成りました。 結果は、疲労に依るものだそうである。 ご夫婦は、専門医の診断に納得されておりません。 娘さんは、何時もは普通に生活をして居るが、突然意味不明な言動を発すると仰いました。 私は、娘さんに会う為にご自宅に行く事にしました。 私が見たものは、娘さんの部屋にある様々な道具と本。 それは、黒魔術、まじない、降霊術の本である。娘さんは興味がこうじて、実際に自分で試したく成り始めたのである。 これは非常に危険な事であり、興味本位でやればとんでもない事態に発展することがあります。 黒魔術やまじないの類いは、方法論が間違って居てもツボに嵌まることが多々あります。 その結果、低級霊に憑依されて人生をメチャクチャにされた実例を、私は数多く視て来ました。 或る人は精神に異常を来たし、或る人は自殺に追い込まれ。 或る人は事件の犯人と、様々に翻弄されて、取り返しの付かない事態に陥りました。私は、解って居ても手出しは出来ません。 何故か? 依頼もされて居ない人に、あなたには低級霊が憑依して居ると言えば、私自身が狂人扱いされるからです。 《本題に戻ります》 娘さんの部屋で発見した数々の物を、ご両親の了解を得て焼却し、いよいよ娘さんの祈祷である。 祈祷中、娘さんは意識を失い、お母様の腕の中。 私は、一心を込めて調伏法に入り、気付けば夕方に成って居ました。娘さんは意識を取り戻し、ご両親と三人で帰って行かれました。 拙僧からの提言です。 真剣な修行もなく、安易に手を出してはいけません。 安易なものは、所詮、中身の無い結果を招きます。 素人考えで遣れるほど、この世界は甘くありません。 ■死に逃げ 様々な犯罪を犯し《テロも含め》自殺する犯人。 人を殺し、自分は自殺に逃げる。 火炎瓶を投げ、大勢の人を傷つけ自殺する犯人。 好きな人を殺し、自殺し逃げる犯人。 正に、身勝手、極まりない犯行。 其処にあるのは、幼稚な逃げである。 簡単に言えば、怒られる事が怖くて逃げ出す悪餓鬼そのもの。 同情も慈愛も必要無し。 悪魔の所業である。 人間は、我が身で犯した事を反省し、成長する。 成長を拒み、悪戯に逃げる時、成長も発展も無い。 死ねば逃げられる。 私は、ハッキリ断言致します。 絶対に、死に逃げは出来無いと。 どんな高尚な理論を唱え様と、他を傷つけ、他を殺せば、只の犯罪者である。 戦争も同じである。 個人が行えば、犯罪者。 国家が行えば、戦争。 馬鹿げた理屈である。 但し、戦争の場合の違いは、命令され戦争に駆り出された人には救いの手が差し伸べられますが、戦争首謀者達には未来永劫、安心も救いも存在しません。 霊界の法則に、取りこぼしはありません。あるのは、未来永劫に続く苦しみと、自戒、反省の未来である。 《信じるか信じ無いかは、全て自由意思です。》 本当の法則を知る時、凡人は震え、犯罪者は、恐怖に震え上がるであろう。 何故か? 全ての生きとし生けるものは、死に逃げは出来無いのである。 ■動物霊 動物霊には、大別して、二つの存在に別れます。 優しく飼われた動物と、虐待され死んで逝った動物です。 優しく飼われて居た動物は、素直に動物の霊界に帰って、次の輪廻を待ちます。 しかし、虐待されて人間不信に成り殺された動物は、間違い無く浮遊霊と成り、人間に憑依する低級霊と成ります。 この場合、一つの霊なら余り怖がる必要は無いのですが、怨みに燃える浮遊霊が重なり合えば、普通の人間など一溜まりもありません。 成す事全てが裏目にでて、人生はメチャクチャに成ります。 気づいた時は、後戻りが出来無い犯罪者か、自殺して地縛霊と成り、他人に憑依し、自殺を繰り返す未浄化霊に成ります。罪も無い動物を、ただ己れの感情のままに自身の都合で扱う事は、霊への冒涜にも繋がります。 最後までパートナーとして愛せ無いのなら、飼わない事であり、興味も持たない事が良い。全ての動物には魂があり、その魂を粗略に扱えば、自身も粗略に扱われる事は自明の理である。 興味が無ければ、無関心で良い。 虐める必要も、虐待する必要も無い。 愛したく無ければ、無視すれば良い。 関わる必要も無いのである。 愛情の裏返しは、無関心。 但し、愛の無い人は、愛される事も無いと知るべきであるのです。 ■重なる不運 何をやっても、上手く行かない上に、買った物は、不良品だった場合、その人に摂って人生そのものが嫌に成る場合があります。 其処につけ込むのが未浄化霊《悪霊》である。 そして自殺に導きます。他にもこんな事例があります。 自分には、霊的能力が無いにもかかわらず、見えた振り《霊体》をして、 最後は、未浄化霊に憑依され、人生をメチャクチャにされた人、 自殺した人、犯罪者に転落した人と様々である。 一例を挙げれば、その人は、他から、〇〇さんは何でも出来ると褒められている内に、 他の人に相談されるがままに、霊的事にも興味を持ち、始めは、マンガの知識でしかなかった事が、 続けるうちに自分にも見えると錯覚し始めたのである。 此処まで、で止めておけば良かったのである、 《霊的存在は、波長が合う者を探し憑依し、身体を乗っ取り、思うがままに支配します》 霊的存在《霊霊》は、何故、支配しようとするのか? 自分がやれなかった様々な執着を他の身体を使い、成し遂げ様としますが、 元来いい加減な性格が根底にある為に何も成し遂げられ無い事に、氣づいて居ないから、未浄化霊に成るのである。 そんなものに憑依されて仕舞えば正に万事休すと言わざるを得ません。 皆さんは、大丈夫だと思いますがくれぐれも霊的な事を気軽にオモチャにしては、イケマセン、 私は見えるし、霊的能力があると思う方には、何も言いません。 私は、この能力がある為に人生の中で、様々に苦しんで参りました。 私は、言います、 霊的能力など必要が無いと。 ■死に逃げ 何故、犯罪者が自殺するか? それは、死ねばこの世の罪から逃げられると考えたからであるのです。 確かに逃げられるが、次に待って居る世界を、彼らは知らない。 殺せば殺され。 盗めば盗まれ。 騙せば騙され。 傷つければ傷つけられる。 これは法則であり、摂理なのです。 逃げても逃げられない、永遠のカルマである。死んだら終わりと考えている人は、これから書く事を観ない事をお勧めします。 死んだら終わりなら、嫌ならリセットすれば良いの考えに至る。 それは、正に物質的価値観の表れであり、全てが金と物質の思想で形成されて居る。 この思想の持ち主には金が全てであり、金が減ることを極端に嫌う傾向がある。これから話す事は、事実です。 ある夫婦の出来事 彼女は、お金のある男性を選び、結婚しました。 半年が過ぎたある日。 ある事で大金《数十万円》が必要に成った事を、主人に説明しました。 しかし主人は、結婚すれば二人で働いて預金が増えると思っていたのに、逆に、預金が減るなら離婚したいと。 彼女は、うな垂れた。 正に、彼は金の亡者である。 家庭に金を使わず、預金を増やしたいだけの結婚だったのです。 正に、物質的価値観の典型的な例である。 自分が良ければ良い。 これも、物質的価値観から生まれる利己主義である。犯罪も同じである。 物質的価値観が産む弊害である。 霊界からの警告は、ありました。 これ以上の事は、ここでは書けない内容なので、この続きは私塾、密教塾で解説致します。 ■地獄は、何処にある? 仏教、神道、キリスト教、様々な宗教が地獄を語っておりますが、明確に何処にあるかは中々ハッキリした答えが無いようです。 それは、当たり前です。 霊界の存在を明らかにしていない思想に、地獄の場所など明確には出来ません。まず、霊界の位置は大気圏と下界の境目に存在します。 その下に位置するのが、地獄界である。正に、人間界と地獄界は表裏一体と言えるでしょう。 今の人間を見て下さい。 地獄界と同じような、浅ましい行為が横行しております。 姉が弟を殺し、バラバラに切断してゴミ袋に入れていた。 様々な事件が、最近変わった事に皆さんは気づきませんか? ピストルを乱射、立て篭り。 ボーガンを持って、立て篭り。 火炎瓶を、祭りの人に投げつける。 人を殺して、自分は自殺。 ホテルの女性従業員に、乱暴。 覚醒剤の氾濫。 正に、犯罪のデパートの様である。 これらは、地獄界と同じである。 何故、この様な状態になったのか、理由は此処では控えます。 その他にも、匿名で他人を誹謗中傷する卑怯な行為は、正に地獄の亡者と同じである。 それでも良いと思うのは、今のうちだけである。 本当に堕ちた者は、後悔しきりである。 私は、堕ちた者をたくさん見て来ましたが、救いの手は出しません。 自身で選択し、歩み、犯した事は、自身で解決するのが法則である。困った時の神頼みは、ありません。 神は、そのような事に見向きもしないのです。 だからこそ、正しい取捨選択が必要なのです。 自身の道を選び、進むのは自分自身なのである。
by kongousan-akafudo
| 2020-06-17 12:00
| └私たちの暮らし
|
カテゴリ
院主 永作優三輝 経歴 お知らせ ★授与品 ★仏像・法具 ★赤不動明王院メニュー ◎赤不動明王院通信 ├密教の諸尊について ├密教の世界 ├密教法具について ├愛について ├開運・魔除けについて ├人間関係について └私たちの暮らし 最新の記事
記事ランキング
検索
ブログジャンル
フォロー中のブログ
以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 2023年 05月 2023年 04月 2023年 03月 2023年 02月 2023年 01月 2022年 12月 2022年 11月 2022年 10月 2022年 09月 2022年 08月 2022年 07月 2022年 06月 2022年 05月 2022年 04月 2022年 03月 2022年 02月 2022年 01月 2021年 12月 2021年 11月 2021年 10月 2021年 09月 2021年 08月 2021年 07月 2021年 06月 2021年 05月 2021年 04月 2021年 03月 2021年 02月 2021年 01月 2020年 12月 2020年 11月 2020年 10月 2020年 09月 2020年 08月 2020年 07月 2020年 06月 2020年 05月 2020年 04月 2020年 03月 2020年 02月 2020年 01月 2019年 12月 2019年 11月 2019年 10月 2019年 09月 2019年 08月 2019年 07月 2019年 06月 2019年 05月 2019年 04月 2019年 03月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 |
ファン申請 |
||