■自己防衛と自己責 ある若者の話し。 仕事が好きな真面目人間が居りました。 会社が人手不足に成った時、彼は休みも返上して会社の為に働いた。 そしてリーマンショックの煽りを受けた会社の経営は、悪化しリストラ。彼も失業。 奥さんは、実家に帰り、彼は、一人奮闘《再就職》。 しかし、悪い時は、悪い事が重なるように、思うようには、いかないのである。 やがて彼は、精神を病んでしまった《鬱病》。 心療内科に通院していたが、奥さんからの離婚の申し出に彼の心の糸が切れてしまった。 そして自殺。 リセットと云う言葉をよく耳にするが、嫌に成ったら辞めるのと同じである。 安易なカタカナ言葉に騙されてはいけない、日本語に直し自身の中で咀嚼し考える時、氣づくはずである。 安易な言葉、安易な行動には、必ず落とし穴が存在して居るのである。 昔の人は、自分の足元を見ろとよく言われました。 自身を過大評価する必要も、過小評価する必要も無いのです。 本当の自分を知っているのは、自分です。 自身が素直に成った時、視えるのが、本当の自分である。 あんなに努力したのに、あんなに尽くしたのに、のには、必要がありません。 一生懸命に生きて、結果が駄目なら手放す勇気を持てば良い。 手放し、新しい努力の中に身を置く時、必ずや道は開けます。 ■魔窟 私は若い頃、外国で三年間を過ごし帰国しました。 そして両親の死後、僧侶に成りました。 現在に至るまで、様々な土地を見て来た経験上、断言できることがあります。 それは、魔窟の存在である。 魔窟は、世界中至るところにある。《日本にも》 特に被害に遭いやすいのが、日本人である。 それは、何故か? 神仏の国、日本である。 しかし、本当の意味で霊的真理を知る者は少ないからである。 世界に比べ、日本の霊的真理の認知度は低い。 言わば、百年遅れているのです。 此処では、日本の何処に魔窟が存在するか明かす事は出来ないが、確かに存在する事は断言します。 不用意に近づけば、確実に被ります。 被れば人格に変異を来たし、《自身では、気付かない》最悪の場合、犯罪を犯すであろう。また、自殺に陥る場合もある。 今から、5年前の丁度今頃である。 依頼を受け行ってみると、明らかに被りでありました。 十八才の女性が、まるで中年女性にしか見えない変貌である。《写真で確認済》 祈祷を施し、その場は落ち着いたが、私が《3日間、外出してはいけないと。》親にも念押ししたにも関わらず、その子は、《大丈夫。》と勘違いし、またしても、友達と遊びに行きました。 しかし、二度と家に帰る事はありませんでした。 《自殺したのです》 友達の話だと、笑いながら橋から飛び降りたそうである…。 アパートの一室に居る自縛霊も注意が必要です。 ■アパートに潜む怪異 不特定多数の人が出入りする場所には、ある程度の注意が必要です。 私の元にある依頼が来ました。 それは、夜に成ると現れる現象を何とかして欲しいと云うものでありました。 その現象とは匂いでした。 依頼者は、毎日のように異様な匂いに悩まされ、部屋で食事を取ることも儘ならないそうで、私の寺に来たのです。 私の寺に来るまでには、様々な芳香剤や消臭法を試したが効果が無く、友人に相談して私の寺に来たのでした。 依頼を受け、昼間訪問して解った事。 それは、ある儀式に使われて居た部屋である事。 最近よく有ることだが、漫画や本の知識で悪魔召喚や式神召喚を遣る人が居るが、非常に危険な行為である。その行為に及んだ者は、この世には居ない。 自殺したのです。 召喚したものは還すのが鉄則であるが、漫画や本などでは、本当の事は書かれて居ない事を知るべきである。 帰れ無かったものは現界にとどまり、様々な現象を起こし、関係の無い者まで巻き込む事があり危険です。中でも、獣匂を発するものは危険極まり無い。 素人が絶対に手出ししてはイケマセン! 私は依頼者に、一刻も早く家を出る様に勧めました。 依頼者は実家に帰る事を決断し、私は部屋に残された荷物の全てに加持祈祷をし、護符を貼り、搬出作業を見守った。 今、あの部屋がどうなったかは知らないが、部屋を借りる時や新居を定める時は注意が必要である。 前の住人が仕出かした事で、関係の無い人が迷惑するのは理不尽な事です。 ■事故物件 依頼を受けて、ある建物を霊視したことから、この件が始まった。 依頼者に案内されて行った家は、閑静な住宅街にある一軒家である。 敷地面積は百五十坪はある、大きな邸宅である。依頼者によれば、破格な値段だったので無理をして購入したそうです。 私には、その異様な氣の正体は解っていた。 それは、一家離散の果てに希望を失い、自ら死を選んだこの家の主人の無念である。 その一家は、会社を経営して居た裕福な一家だった。 その家族のもとに来た話しがある。 それは、高さ6メートルはゆうにある、石の塔でありました。 その石塔は、持つ者に災いがあると言われて居た石塔なのです。家族はその石塔を買い、庭の真ん中に据えさせて、毎日見ては笑い、 『 祟りなどを信じるのは、馬鹿か、貧しい人間が、信じる戯言 』 と、言い笑って居たのである。 そして、石塔が来て一年後のある日。 会社は倒産し、家族は離散。 残った主人は、ある場所で自殺したのである。 しかし、自殺しても死を理解できない主人は、自分がまだ死んで無いと思い、家に帰って来て居たのです。 そして、この家を買い、入居する人々をことごとく邪魔にして、追い出して居たのである。その後、私の依頼者が購入し、鎮宅除災の加持祈祷に成ったのである。 私は、霊視した事を全て話し、依頼者の判断を待った。 依頼者は、家を購入する為に全ての財産を注ぎ込んでいるので、何とか助けて欲しいと願うので、私は決断した。 ある秘法を屈指し、家があるがままで焼祓う事にした。 諸天天神の力を借り、浄化の法を修し、元凶である石塔を粉砕《石屋の専門家の力を借り》 一般の方々が、絶対に手を出してはいけないのが、わく因縁がある物である。 それと、古い仏像にはさわらない事が安全です。テレビで、古い物の鑑定をして一喜一憂して居るが、古い物にはそれなりの来歴がある事を知っておくべきである。 素人考えで、《物質的価値観》欲を剥き出しに買えば、結果は? 古い物が欲しい場合は、自分がその物を好きで愛せるか? 俯瞰することも必要なのです。 ■自愛 頑張ら無くて良いよ、自分の速度で歩めば良い、他と競う必要など無い、のです。 自分が崩壊するまで頑張ることなど無いのです。 自分を愛してあげて下さい。 私達は、機械でも奴隷でもありません。人格を持った一人の人間です。 愛する事は、甘えでは無い。 自身が崩壊するほどの頑張りは、頑張りでは無く自身の放棄である。 自分らしく生きる道は、何本でもあります。 自身を崩壊させるほどの環境であるならば、自身がその環境を捨てれば良いのです。 あなたは、あなたしか居ないのです。 現在、自殺する人が急増しています。状況、環境、場所は、異なっても命の尊さには、何の変わりもありません。 あなたは一人では無い、あなたが手を伸ばせば、優しい仲間が待って居るのだから。 ■因縁《カルマ》 ニュースを見て、愕然とした。 若者であろうが、動画を投稿する目的で、通行人を車で威嚇し喜んで居るのである。 これは、後に大変なカルマに成って、本人達に返って来ます! どんなカルマが来るか、私には、解って居るが、書きません。 尋常では無い事だけは、確かである。 本人達は、軽い気持ちで犯した事が、その後の人生を大きく変えるとは、思って居ないであろう。 ただ、車で通行人を脅しただけと。 しかし、これが取り返しの付かない事故に成って居たら殺人である。 時として、イタズラがとんでもない事態を引き起こす事を知って置いて貰いたい。 殺人を犯し、逃げる為に自殺するケースが多発して居るが、罪を逃れようと自殺しても決して逃げる事など出来無いのである。 罪を犯し、自殺に、逃げた犯人の末路を書きたいが、余りにも悲惨過ぎるので、差し控えます。 カルマとは因縁、良いカルマは、徳として預金され、悪のカルマは借金と成る。 此の摂理を學び真剣に捉えて居ればわかるはずである。 罪とは、重ね重ねれば最後に待つものは、哀れな結末である。
by kongousan-akafudo
| 2020-06-16 12:00
| └私たちの暮らし
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