![]() ■依存 親子依存に依る、憑依現象があります。 依存には、様々なパターンがありますが、親が自分の寂しさを癒す為に、 ほぼ強制的に子供を自分に依存させ、子供の精神的自由をコントロールして、自分に依存させていきます。 最初は、親に褒められたい一心で、子供は従います。 時が経つにつれて、親が子供に対する依存度が増していきます。 そして、子供が成長し成人し結婚しても続く。 子供に対する、親の依存、ここまで来ると、簡単には打開する事は難しく、深刻な状態になっていきます。 過去に、私が手掛けた依存に依る憑依現象を、少し語ります。 子供は、親に良く思われたいと、必死に母の言いなりに行動します。 母は、いつしか自分の子供なのに、便利な子分が、出来た様な錯覚に陥ります。 その母は、元々が依存心の強い人なので、あらゆる神仏に願を掛けては放置して、新しい神社仏閣に行く人で、 結局、行った先で憑依されて、その影響で子供も憑依され、自殺未遂を繰り返す様になった頃、 ある人の紹介で、私の庵に来られた時は、子供さんの憑依と母親の憑依を外すのに、相当な苦労をしましたが、 今では子供は、しあわせな結婚生活を送っておられます。 母親は、自業自得と申しましょうか? 現在は精神を病み、入院中である。 愚僧があと少し、母親と早く会っていれば、何とか、助けられたかも知れません。 今、想うと、切ない一件でした。 ■御本尊 御本尊様からのメッセージを頂く時は、静かに読経、真言を読誦して居る時です。 先般、或る方の講演を拝聴している時、観客の一人が講演者に向かい大きな声で言いました。 「私は、イエスキリストの命を受けて…」…後は想像して下さい。 愚僧はこの人は、完全憑依をしていると確信しました。 聖者、神霊は命令は絶対しません! 命令するのは、低級霊か未浄化の浮遊霊です。 私は御本尊様に、命令を受けた事がありません。 御本尊様からのメッセージの他には、私に対しての御叱り位ですね(笑) よく、高次の霊体が降りて来て、お指図があったと言う方がおりますが、高次の霊はお指図などしません! 全て、我々の意識を尊重し、自主性に任せます。 生きる事は、勉強です。 沢山の事を学び、学習する事で、経験は感動に変わります。 故郷に還る時、持って返れるお土産は、貴方の経験と感動だけです。 この世の方が、仮の姿なのだから、本当の自分を知ることが大切ではないでしょうか。 ■依存性と憑依 依存症と憑依現象には、密接な関係があります。 まず、依存症の依存を考えて下さい。 誰かがやってくれる。 私だけは、大丈夫。 あの人がやっているから大丈夫だと思う。 金が儲かる。 今日やっても、明日からやめれば大丈夫。 今日は、ついて居るから大丈夫。 最後は、親がいるから、大丈夫。 誰かが助けてくれる。 その他… 全ての、事柄の中に依存心が、丸見えですね~。 正に、自主性の欠損が招く、トラップです。 これに、ハマると心は、よりネガティヴになり、様々な浮遊霊、低級霊を呼び寄せる霊波とオーラの両方で、呼んでいるのです。 このトラップにかかって一生を、台無しにする人も珍しくありません。 依存を治すのは、貴方が主体性を持つ事です。 人生は、責任主体です。 しあわせな人生にするか、暗い人生にするか? それは、貴方次第ではないでしょうか。 ■未浄化霊 私が視た実例を挙げて、お話しします。 私は、職業柄、様々な場所、職場、お宅に参りましたが、ハッキリ申し上げて、未浄化霊のいない処は皆無でした。 時には、自殺された方を私に憑依させて、自宅に帰した事もあります。 それから、依頼者以外の家族全員が、病気、交通事故で怪我をして入院。 私が依頼を受けてお宅に伺うと、やはり例の物がありました。 その後、壇を設えて加持祈祷を施し難を免れたが、後少し遅ければ依頼者まで被害に遭う寸前でした。 〇例の物とは珍しい物ではありませんが、誤解を招く場合があるので此処では秘密にします。 次の実例は、水子霊の悲劇である。 私が、或るお宅に招かれて供養を始めた時、余りにも多い水子霊の数に驚いた事がありました。 女系の家族ですが、お母様を始め皆さんがお綺麗な方でした。 このご家族は大変信仰心の厚い方々で、神社仏閣に良く参拝されてお出でに成り、何処かでついてきた水子霊でした。 このご家族の優しさが、逆に招き寄せる形になった出来事でした。 供養を済ませその事を告げ、これからは余り関係のない無縁仏やパワースポットという処には無闇に行かない様に、お勧めして一件落着した事象で御座います。 ■何故?生霊 貴方が意識していないのに、生霊を飛ばしている場合があります。 人間は仏教的には、意識界、無意識界が存在します。 これを仏教的観点から説明すると膨大な訳書が必要になるので、此処では皆さんに解りやすく説明する為に霊的観点から説明します。 人の、妬み、怒りの念は、その人の意思、意識に関係なく相手に憑依します。 憑依された人は、まず体調の変化を感じ、不眠倦怠感、食欲減退、過食イライラ、性格の変化…様々な異変を感じます。 生霊は、死霊より、始末が悪い場合が多いのです。 私が、除霊した例を挙げて説明すると、私の知人のG氏が結婚式に呼ばれ、式場に早く着き過ぎた為時間潰しの為に、普段はやった事のないパチンコ屋に入り、何気なく座り、玉を弾くと大当たり。 一時間もしないで、大変な量に… G氏は式の時間が迫って来たので、全て換金して式に出席して家に帰り、三日間高熱にうなされていて、たまりかねた奥様が愚僧に連絡して来られました。 愚僧は、仕度を整えて家にむかった。 到着して、原因がハッキリとした! 妬みによる生霊の憑依である。 すぐさま除霊し、入り口に結界を張り、再度の進入を阻止して、この日の祈祷は終了した。 後日、G氏が私の元にお礼に来て、一言「もう生涯パチンコ屋には行かない」と言っておりました。 他人を、妬み、憎む、気持ちが重なり、この様な、生霊を生みだすことが、現在、多々、見受けられます。 ■経験談 あれは暑い夏の日でした。 一人の女性が、庵を訪ねて参られました。 亡くなられた、友達の供養をして欲しいとの事。 まずは、供養して欲しい方の名前と命日を書いて頂き、亡くなられた時の事を聴き、読経に入ると全てが視えました。 ビルの屋上から、投身される姿が… しかし、変なのです。 お家に帰られているはずのその方が、今だにビルの下にうずくまる様に一階の非常階段の横にいる姿が視えるのです。 読経が終わり参拝者にその事を告げると、親友なので助けて欲しいと頼まれ、私はその方の車に乗って現場に直行しました。 到着して、直ぐにわかりました。 亡くなられた方が、戸惑い帰りたい…何故?…と様々な、思いが伝わります。 私は、相談者に口速に告げました。 此処には、沢山の地縛霊がいます。 貴方の友人だけを、私に憑依させてます。 私が訳のわからない事を口走るかもしれませんが、貴方は取り合わず、友人の実家に私を連れて行って下さい。 私は真言を唱え、一人だけをその場から引き離して私に憑依させ、車は実家に向けて走りました。 実家の近くに来ると、運転手の彼女が、お葬式の時に一度しか来た事が無いので道に迷いました。 すると、私の中にいる彼女が道案内をしてくれました。 当然、私が彼女の家を知る訳もありません。 ある家の前に来た時に、彼女と運転手の彼女が同時に「実家です!」 私は、憑依させている彼女を連れて実家の前に立ち、彼女を帰して庵に帰り、彼女の為に供養の読経を続けました。 今では、霊界に帰った彼女が、あの時の真相を教えてくれました。 やはり、自殺ではなかったのです。 引き込まれ!でした。 ■私の祈祷法 一般的な祈祷は、普通の祈祷寺とあまり変わりません。 但し、除霊浄霊には、準備と日数が必要になります。 ①変貌する時と、普通の時の状態を撮影して頂きます。 ②精神科医の診断を受けて頂きます。 ③立会い人を選出します。 ④審神者と霊媒師を選び、スケジュールを調整します。 ⑤当日は、何も食べずに来て頂きます。 ⑥後日の為に、撮影と録音機器の点検作業。 ⑦除霊開始です。 これ以上書きますと、模倣する者がいるので書きませんが、除霊と浄霊は違います。 法を実践する者は聖職と心得、如何なる事態になろうと、最後まで浄霊に命懸けで臨める者でなくてはならないのです。 例え命を落とそうとも、霊魂と成り憑依する物を取り押える気迫がなければなりません。 遊び半分で霊魂をオモチャにすれば、必ずや被ります。 命を失う危険があります。 絶対にやめてください。 素人がやれるほど、除霊は簡単ではありません。 それでも、お信じにならない方は、自己責任と責任主体でおやりください。 ■除霊に潜む罠 昨今、様々な方々が除霊を口にしますが、除霊に潜む罠を誰も御存知ない様にお見受けします。 が、大変に危険な事で御座います。 一口に、除霊と申しましても様々なケースがあります。 個々のケースに対処するには、術者、行者、その他がかなりの経験を積んでいなければなりません。 逆に憑依されて、人生をメチャクチャにされて、最後には、悲惨な末路をたどる事になります。 また、簡単な除霊は誰にでも可能です。 機械を使えば、もっと簡単です。 しかし、除霊は霊魂に依りとてつも無いものが潜んでいる場合、除霊の真似事をした者も引き込まれます。 除霊法を書いた本や、聴きかじりでやってはいけません。 私は、悲惨なケースを数多く見てまいりました。 その経験が、警鐘を鳴らすのです。 如何しても霊能者になりたい方は、まず自分が道具に成り切れるか? 自問自答してみて下さい。 道具はすり減り、折れても文句を言わないのです。 泣く事も騒ぐこともしないのが道具です。 ここに、敢えて法の詳細を書かないか? それは、模倣する人が可哀想だからです。 道具になり切れない道具ほど、哀れな者はありません。 次回は、道具に成り切れなかった人の末路を紹介します。 ≪赤不動明王院からのお知らせ≫ ・密教ブログ・無料メールマガジン 今日から実践!暮らしに活かす密教の智慧 ・有料メールマガジン 新生密教塾 ・赤不動明王院ホームページ ≪お申込みは下記よりお願い致します≫
by kongousan-akafudo
| 2020-04-04 12:00
| ├密教の世界
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