
私が若い頃、山岳修行に明け暮れていた時に御本尊様に巡り合わせて頂きました。
以下は、その時の模様であります。
場所は、愛知県の山間部。
凄い水量を誇る滝場で修行していた頃の話であります。
人里離れた山の中でテントを張って滝行をして居た時の事です。
ふと見ると不動明王尊の石像が崖の中腹に倒れかけた状態で安置されていました。
もう長いこと参拝される方も居ない事が分かるほどに荒れ果てて居りました。
私は崖をよじ登り、尊像の側に到達。
まずは尊像を起こす手立てを考え、確認して急ぎ下山しました。
そして、全ての支度を整え、再度滝場に向かいます。
一人で悪戦苦闘し、正確な位置に尊像を直しました。
沈んだ足元をコンクリートで固めて、礼拝供養に入りました。
日も暮れたので、テントに戻ってその日は休みました。
次の日は、早朝から護摩を焚いて供養させて頂きました。
予定して居た行も終わり、帰路につきました。
疲れも手伝い、その日はぐっすりと眠りにつきました。
あの声が聞こえるまでは。
その日の真夜中、あの声が聞こえたのである。
《迎えに来なさい》
私には、声の主がはっきり解りました。

朝を待ち、急ぎ彼の地に向かいました。
礼拝供養をして居た時、ある感覚を覚えて御霊をお迎え申し上げました。
あれから数十年を経て現在に至ります。
私には特別な能力があるわけでは無いのです。
ただひたすらに歩むだけなのです。
其処に感応して頂けただけなのです。
言わば、誰にでも起き得る事なのです。

ただひたすらに礼拝する時、其処に起きた現象を謙虚に受け止めて進む時、道が開かれると私は思います。
ただひたすらに信じ、邪念を持たず、正心に生きる努力を重ねる時、お示しがあなたを救うのです。
南無大日大聖不動明王尊
蓮華合掌
金剛山赤不動明王院 院主永作優三輝
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