密教には、様々な密供が存在する事は、皆様も御存知の通りで御座います。
密供、御法と宗旨、宗派により言い方も変わりますが、愚僧の私感で申し上げまするに、法の衰退が懸念される中で天台宗の活躍には頭が下がります。
學僧は元より祈祷僧の活躍、眼を見張るものがあります。
比叡山は、高僧を多く世に送り出し仏教界の礎を築いた、と言っても過言では御座いません。
日蓮大聖人が法華経に触れられたのも、比叡山がなくば?…
これも必然で御座います。
正に、原因結果。
愚僧が、今在るのも、法華経の行者であるからです。
師僧に見出されなければ、現在の密教僧としての私もなかったと実感しております。
僧侶として思うことは、万教同根。
全ては、同じ根から伸びた幹、枝、葉。
同じ道に向かい、同じ結果を求めて歩く仲間であり、友なのだと。
南無大師遍照金剛
蓮華合掌