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呪術とは何か?

密教、仏教、顕教、陰陽道、神道、呪禁道、チベット密教、その他。
祈祷をする団体、個人に於いて、祈祷と称しているが、本来は、呪術なのである。

呪術とは、呪いという悪いイメージを想像されがちだが、本来は神仏に、加護を願い、行われた仏事、神事が始まりです。

言葉とは異なもので、読み方、書き方により、捉え方も変化しがちですが、
祈祷と書けば、神聖で、呪術と書けば、暗いイメージに感じるのは、
戦後のアメリカ政府の思想統制に、影響を受けていると言っても過言ではない。

日本の明治政府が実施した、廃仏棄釈も、信仰の世界を歪曲させた、悪法の一つであります。
即ち、祈祷とは呪術であり、願望達成へのプロセスであり、僧侶、神官が行えば効くという事ではないと、愚僧は言い続けている。

三位一体こそ、願望達成を成就させる方法論であると、愚僧は信じてやまない。
呪術には様々な術が、存在しますが私利私欲を、満足させる術も、存在するのは事実です。
然るに、その術を厳修するか?しないかは、術者の倫理観と見識が、問われる正念場です。

金儲けに走るも良し、世の為人の為を考え厳修するも良し。
どちらを選ぶかは、術者の理性を問われる時です。

依頼する方に罪はありません!
例えば、依頼者が理不尽な依頼をしても、それを、無碍に断るのではなく
依頼者を正しく理性的な方法論に導き、諭すことこそ、神仏に使える者の務めと心得ます。

一沙門の気概を持って万事にあたる時、必ず神仏の御加護が働きます。
御加護を期待せず、お計らいを待つ心に、神仏は観応して下さります。

欲に走り、欲を追えば、結果は、自明の理。
全てに愛を持って進む時、必ずや閉ざされし門は、開かれます!

敬天愛人…天を敬い、人を愛する時、あなたは、全てを知る事に氣づき、神仏の慈愛を感じ、知る事になるのです。

今を生き、苦しむ方は、呪術にすがっても良いのです。
その後、愛を知っても、遅くはないのです。

今を苦しみ、絶望するよりその苦しみから、まず自分を、解放する事が先決です。
御自分の人生を、大切になさってください。


南無大師遍照金剛
蓮華合掌

by kongousan-akafudo | 2016-05-08 20:00 | 赤不動明王院通信
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